ジャズCDの個人ページ ECM Blog

メインブログ「ジャズCDの個人ページBlog」より、ECMレーベル(ECMレコード)の記事のみをピックアップして掲載しています。両方に並行して記事がありますが、こちらは、より見やすく、なるべく番号順に掲載していきます。若い番号のものは10-20年ぐらい前の文章をそのまま利用しているのがほとんどです。追いつくまでは基本、毎日更新します。また、カテゴリーの「ジャズ」(ECM)には「フュージョン・ファンク」「民族音楽」なども含み、「クラシック・現代音楽」(ECM New Series)には「古楽」「宗教音楽」なども含みます。’19年9月より未CD化作でストリーミング配信だけのものも加える作業が未配信3枚を残して完了し、’17年のところに番号順になるようにアップしています。(番号で言えば1257番まで完了。)

2375

Kim Kashkashian(Viola)/Lera Auerbach(P, Comp)/Arcanum(ECM New Series 2375)(輸入盤) - Recorded October 2013. - 1-24. Dmitri Shostakovich / Lera Auerbach: 24 Prelude Op.34 transcripted For Viola and Piano   25-28. Lera Auerbach: Arcanum

(16/10/14)Lera Auerbachはロシアの作曲家でピアニスト。ドミトリー・ショスタコーヴィチの「24の前奏曲」(1933年)を彼女がヴィオラとピアノ用に編曲して(’10年)演奏しています。もともとはピアノ独奏の曲。そして彼女自身が曲を書き、ピアノも演奏する「Arcanum」。両方とも、ヴィオラのKim Kashkashianを想定して書かれたとのこと。なるほどヴィオラのある種の哀愁が生かされているような気も。現代音楽でも、聴きやすさはあるかも。

2374

Meredith Monk/Piano Songs(ECM New Series 2374)(輸入盤) - Recorded April 2012. Ursula Oppens(P), Bruce Brubaker(P) - 1. Onsolete Objects 2. Ellis Island 3. Folkdance 4. Urban March (Shadow) 5. Tower 6. Paris 7. Railroad (Travel Song) 8. Parlour Games 9. St. Peterburg Waltz 10. Window in 7's 11. Totentanz 12. Phantom Waltz

(14/05/10)メレディス・モンクが全曲作曲。今回は作曲のみで、声楽作品をピアノ化したとのこと。2人の、あるいは1人のピアノの演奏にまかせてしまっています。1-5、8、11-12曲目が2人の演奏、Ursula Oppensのみが6、9曲目、Bruce Brubakerのみが7、10曲目。古くは’71年作から、新しいのは’06年作まで。2曲目で時に拍手と声が入っているのはモンクか。フレーズの繰り返しが多く見られて、ミニマル的な感じも何となくします。

2373

Play Blue/Paul Bley(P)(ECM 2373)(輸入盤) - Recorded August 2008. - 1. Far North 2. Way Down South Suite 3. Flame 4. Longer 5. Pent-Up House

(14/04/12)1-4曲目がポール・ブレイの曲で、5曲目がソニー・ロリンズの曲。オスロ・ジャズ・フェスティヴァルでのライヴ。鋭利で研ぎ澄まされた部分も多いけれど、丸くなってきた部分も少し。1曲目は17分もの曲で、構成力はけっこうあり、最初からしばらくの間はコード進行がはっきりと分かる演奏なので、柔らかい演奏に変わってきたのかな、との印象も。そして途中、突然のフリー的な演奏に突入しつつ、コード的な演奏と行きつ戻りつは健在。2曲目も15分台。硬質な面と優しい面を併せ持つようなサウンド。静かにはじまり盛り上がっていきます。牧歌的なバラードからフリー的な演奏に行ったりいろいろ変化する3曲目、ゆったり陰影のあるところからやはり変化していく4曲目、人の曲もあくまでも自分流に料理していく5曲目。

2372

Mutations/Vijay Iyer(P, Electronics)(ECM 2372)(輸入盤) - September 2013. Miranda Cuckson(Vln), Michi Wiancko(Vln), Kyle Armbrust(Viola), Kivie Cahn-Lipman(Cello) - 1. Spellbound And Sacrosanct, Cowrie Shells And The Shimmering Sea 2. Vuln, Part 2   3-12. Mutations I-X 13. When We're Gone

(14/03/13)全曲ヴィジェイ・アイヤーの作曲。1曲目がピアノ・ソロ、2、13曲目がピアノとエレクトロニクス、3-12曲目の組曲がそれに加えてストリング・クァルテットの曲。やはりECMなだけあって、編成も含めて、聴こえてくるピアノも静かなのが基調で、かなりクラシック寄りの感じを受けます。変拍子(あるような感じですけど)だったり、破天荒なところもあったりというのは少し影をひそめて、別人のピアノにも聴こえます。ただ、ECMファンとしてはけっこういい感じのサウンドかも。エレクトロニクスの使い方も派手ではないけど、効果的に使用している感じ。タイトル曲の組曲の3-12曲目は、アンサンブルは現代音楽の要素が強く感じられ、しかも反復が多少多めのような気も。聴く人を選ぶでしょうけど、ボーダーレスなところがいい。

2371

Makrofauna/Vilde Sandve Alnaes(Vln) & Inga Margrete Aas(B)(ECM 2371)(輸入盤) - Recorded June 2012. - 1. Under Bakken 2. Sarand 3. Makrofauna 4. Arringer I 5. Rotter 6. I Traer 7. Loss 8. Arringer II 9. Roys 10. Jordslag 11. Arringer III

(14/04/13)全曲2人でのフリー・インプロヴィゼーション。2人はノルウェー出身とのこと。ゆったりしつつも、1曲目はベースのアルコの中、ヴァイオリンは指で音階でないところをはじいたり、これも非イディオム系のフリーに近いと思います。写真を見ると2人とも若そうだけど、やっていることはかなり硬派な感じ。その後、ベースはピチカートの曲もあるけれど、メロディに近づかないフレーズを弾きつつ、ヴァイオリンは弦を擦ったりする音の連続だったり、悲鳴のような音が続いたり、実験的な要素は強いです。もちろん普通にヴァイオリンを弾く場面はあるけれど、やはり非メロディ的だったり持続音的な表現が中心。時に楽器を叩く音もパーカッション的に響いてきます。7曲目がいちばん普通に聴こえたり。やはり聴く人を選ぶと思います。

2370

El Valle De La Infancia/Dino Saluzzi(Bandneon) Group(ECM 2370)(輸入盤) - Recorded March - May 2013. Jose Maria Saluzzi(G), Nicolas "Colacho" Brizuela(G), Felix "Cuchara" Saluzzi(Ts, Cl), Matias Saluzzi(B), Quintino Cinalli(Ds, Per) - 1. Sombras 2. La Polvarera 3-5. Pueblo 6. A Mi Padre Y A Mi Hijo 7. Churqui 8-9. Urkupina 10-14. La Fiesta Popular 15-16. Tiempos Primeros

(14/05/08)3-5、15曲目を除きディノ・サルーシ作曲。主に彼のファミリーでの演奏で、インプロヴィゼーション的なものもありますけれど、ジャズ色はなく、やはり今の洗練された現地の民族音楽という感じ。乾いてなぜか白っぽいイメージのサウンドが時に静かに、たまにダイナミックに響き渡ります。静かな場面が多く、そこがECMらしいと言えばらしいかも。メロディアスなんだけどどこか懐かしい響きがあって、その素朴な音の連なりも心にささってきます。その切なくせまって来る哀愁は、まさにブエノスアイレスで録音された意義があろうかと。味わいのある音楽です。10分台の6曲目は前半エレキベースも使ったサンバ的なサウンドで、ちょっと冷めながら賑やか、かつ静かな部分もあってドラマチック。組曲は小品の集まりが多い。

2368

Mieczyslaw Weinberg/Gidon Kremer(Vin)/Kremerata Baltica(ECM New Series 2368/69)(輸入盤) - Recorded November 2012 and July 2013. Daniil Grishin(Viola), Giedre Dirvanauskaite(Cello), Daniil Trifonov(P) - 1. Sonata No.3 Op.126   2-4. Trio Op.48   5-7. Sonatina Op.46   8-10. Concertino Op.42   11-15. Symphony No.10 Op.98

(14/02/23)Mieczyslaw Weinbergは20世紀の現代音楽家で、ポーランド出身、ロシアで活躍。1曲目がヴァイオリン・ソロ、2-4曲目が弦楽器3人、5-7曲目がヴァイオリンとピアノ、8-10曲目がヴァイオリンとストリングス、11-15曲目がストリングス作品。ショスタコーヴィチの影響を強く受けているとのことですが、現代音楽の作曲された時期として、現代音楽ではあっても割と聴きやすい方か。さまざまな編成の曲を聴くことができます。

2367

Moderato Cantabile/Anja Lechner(Cello)/Francois Coutuier(P)(ECM New Series 2367)(輸入盤) - Recorded November 2013. - Georgw I. Gurdjieff: 1. Sayyid Chant And Dance No.3 Jymn No.7   Francois Coutuier: 2. Voyage   Komitas: 3. Chinae Es   Federico Mompou: 4. Cancion Y Danza VI 5. Musica Callada XXVIII Impresiones Intimas I   Francois Coutuier: 6. Soleil Rouge 7. Papillons   George I. Guldjieff: Hymn No.8 Night Procession 9. No.11- Federico Mompou: Fetes Lointaines No.3   10. Impresiones Imtimas VIII "Secreto"

(14/10/15)19世紀から20世紀にかけての、神秘思想家グルジェフ、モンポウ(スペイン)、コミタス(アルメニア)の作品に、Francois Coutuierの作曲の2、6-7曲目を交えた演奏。CoutuierはECM的ジャズの方が本職なので、彼の曲はそういう要素も加えたような感じ。ちょっとそこだけ現代音楽的か。時に賑やかになるも、比較的静かでシンプルな演奏が続き、聴きやすい面を持っていると思います。やや神秘的なサウンドの部分が印象あり。

2366

Forever Young/Jacob Young(G)(ECM 2366)(輸入盤) - Recorded August 2013. Trygve Seim(Ts, Ss), Marcin Wasilewski(P), Slawomir Kurkiewicz(B), Michael Miskiewicz(Ds) - 1. I Lost My Meart To You 2. Therese's Gate 3. Bounce 4. We Were Dancing 5. Sofia's Dance 6. Comeback Girl 7. 1970   8. Beauty 9. Time Changes 10. My Brother

(14/05/07)全曲ヤコブ・ヤングの作曲。Trygve Seimと通称「シンプル・アコースティック・トリオ」との組み合わせ。ギタリストのアルバムでも最初はジャズギター色はあまり濃くなく、淡々とした印象ですが、最後まで聴くとけっこう弾いています。そのサウンドはなかなかいい雰囲気。当初トータルアルバムとして感じても、ギター・ソロの部分は、やはり印象的に出てきます。前半もギター・ソロの部分はありますが、後半に行くに従ってECMとしてはジャズ的な部分も強くなり、ところどころ盛り上がりもあります。他のメンバーも含め、叙情的な、はっきりしているメロディが印象的ですが、盛り上がりを含めるとやっぱりジャズ色を感じます。5、7-9曲目あたり割とジャズ的か。割と明るい曲もあれば、哀愁度満点の曲もあって引き込まれます。

2365

Re: Seoul(ECM 2365) - Gary Burton: 1. Three Nocturne Vulgaire / Arise 2. Her Eyes from Seven Songs For Quartet And Chamber Orchestra[ECM 1040]   Ralph Towner / John bercrombie: 3. Late Night Passenger 4. Isla from Five Years Later [ECM 1207]   Keith Jarrett: 5. Runes from Arbour Zena [ECM 1070]   Sam Rivers: 6. Circles 7. Solace from Contrasts[ECM 1162]   Miroslav Vitous Group: 8. When Face Gets Pale 9. Sleeping Beauty from Miroslav Vitous Group [ECM1185]    Yeahwon Shin: 10. Lullaby from Lua ya [ECM 2337]   Norma Winstone: 11. A Breath Away from Dance Without Answer [ECM 2333]

(13/12/22)1-4、6-9が’13年12月現在未CD化、11が未発売(その後発売されました)。韓国ソウルの展覧会で配布されたコンピレーションとのこと。将来的にCD化の布石になるのかどうか。また、ある時期に、ECMに直接CDを2枚以上オーダーすると、このCDがおまけでついてきた時期もあります。その当時、発売されたのはすべて持っていたので、オーダーしてこれをゲットすることができませんでした。(追記)その後、ここに掲載された未CD化アルバムの5枚全部が’14年にCD化されました。(’15年11月追記)何とかいろいろなつてを頼って、入手することができました。やはりECM番号がついている以上は、他のアルバムと曲が重なっていたとしても、ゲットしたいと思っていました。関係者の方々には感謝です。

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