1077


Nan Madol/Edward Vesala(Ds, Per, Harp, Fl)(ECM 1077)(輸入盤) - Recorded April 25 and 26, 1974. Elisabeth Leistola(Harp), Kaj Backlund(Tp), Juhani Aaltonen(Sax, Fl, Bells, Voice), Seppo Paakkunainen(Ss, Fl), Pentti Lahti(Ss, Bcl), Charlie Mariano(As, Fl, Nagaswaram), Juhani Poutanen(Vln, Avlin, Voice, Bells), Sakari Kukko(Fl), Mircea Stan(Tb), Teppo Hauta-aho(B, Voice) - 1. Nan Madol 2. Love For Living 3. Call From The Sea 4. The Way Of... 5. Areous Vlor Ta 6. The Wind


(02/05/25)エドワード・ヴェサラのドラムスはパルシヴでパーカッシヴな感じなのですが、ここでは作曲やアレンジの方にも重きをおいているようなサウンドの曲が多いです。タイトル曲の1曲目は重厚な音が漂っていくような、6人で音を出しているわりにはシンフォニックなイメージのある曲。彼が楽器をハープ(これもなかなか)に持ちかえてサックスとのデュオを繰り広げる2曲目、多重録音と思われるパーカッションソロの3曲目、そして彼のパルシヴなドラムスとドラマチックでフリーな展開が聴ける12分台の4曲目、オリエンタルな香りのあるメロディからフリーブローイングになだれこむ9人編成での12分台の5曲目、厳かなオーケストレーションと効果音で、まさにヨーロッパの暗い「風」を意識するような6曲目。