1161


Journal October/David Daring(Cello, Voice, Per)(ECM 1161)(輸入盤) - Recorded October 1979. - 1. Slow Return 2. Bells And Gongs 3. Far Away Lights 4. Solo Cello 5. Minor Blue 6. Clouds 7. Solo Cello 8. Solo Cello And Voice 9. Journal October, Stuttgart


(99/07/10)多重録音も駆使したソロのアルバム。ジャズというよりはクラシックの曲を聴いているような荘厳な曲もありますが、曲によってイメージが違うので、後の彼のアルバムのようにもう少し統一性が欲しい気も。それでもヨーロッパの暗い森の中を連想させるサウンドはあるようです。全体的にジャズ度は希薄。確かにテクニック的には素晴らしいものがあるのですが。1曲目は12分の大作で、多重録音で表現。2曲目はその名の通りベルとゴングが鳴った非常に短い曲。4、7曲目はなるほど、チェロのソロの曲。5曲目は哀愁漂うメロディが印象的。曲名通りのイメージの6曲目、空間の中を漂っていくようなタイトル曲の9曲目。深い音場空間に身をまかせる、という聴き方が正しいのかも しれません。