ジャズCDの個人ページ ECM Blog

ココログから’19年5月30日に移ってきました。 メインブログ「ジャズCDの個人ページBlog」より、ECMレーベル(ECMレコード)の記事のみをピックアップして掲載しています。両方に並行して記事がありますが、こちらは、より見やすく、なるべく番号順に掲載していきます。若い番号のものは10-20年ぐらい前の文章をそのまま利用しているのがほとんどです。追いつくまであとどのくらいかかるか。追いつくまでは基本、毎日更新します。また、カテゴリーの「ジャズ」(ECM)には「フュージョン・ファンク」「民族音楽」なども含み、「クラシック・現代音楽」(ECM New Series)には「古楽」「宗教音楽」なども含みます。

2017年09月

1335


Exploded View/Steve Tibbetts(G, Per, Tapes)(ECM 1335)(輸入盤) - Recorded 1985 - 1986. Marc Anderson(Per, Steel Ds), Bob Hughes(B), Marcus Wise(Tabla), Claudia Schmidt(Voice), Bruce Henry(Voice), Jan Reimer(Voice) - 1. Name Everything 2. Another Year 3. A Clear Day And No Memories 4. Your Cat 5. Forget 6. Drawing Down The Moon 7. The X Festival 8. Metal Summer 9. Assembly Field


(03/07/26)単独または合作によるオリジナル。パーカッションの多い楽器編成とギターが特色。1曲目はパーカッションをバックにエレキギターが切れ込んでくる不思議な感触の曲。フォークソングのようでエレキギターやパーカッションがかぶさって大きく展開する2曲目、出だしにヴォイスが入ってエキゾチックでドラマチックなフォークに仕上がっている3曲目、この編成で素朴な味から壮大なサウンドまで引っ張っていってしまう4曲目、パーカッションが基調でヴォイスやエレキギター、テープの実験的な音も入った小品の5、7曲目、パーカッションの効いたどことなく東洋的なメロディの6曲目、哀愁の漂うメロディとメリハリのあるリズムが対照的な8曲目、エキゾチックなヴォイスのメロディのあとにソロ・ギターで終わる9曲目。

1333


Spirits/Keith Jarrett(P, Fl, Per, etc.)(ECM 1333/34) - Recorded July 1985. - Disc1 Spirits 1-12 Disc2 Spirits 13-26


ピアノはあまり出てこなくて、様々な楽器(民族楽器が多い)を使用した一人多重録音。 楽器はPakistan Flute, Tablas, Shakers, Recorders: Sopranino, Soprano, Alto, Tenor, Bass, Great Bass, Vermont "Folk" Flute, Voice, Soprano Saxophone, Piano, Guitar, Miniature Glockenspiel, Small Tanbourine, Double Cowbell, Naz。西欧も含んでいる、無国籍(やや中南米寄り?)な民族音楽に聞こえます。 彼はこういう原初的なサウンドも持っているんだということを認識させられる2枚組。曲ごとにさまざまな表情を見せています。ECMには、キース・ジャレットのこういうCDがあってもいいかも、というのが多くて、結局やりたい放題なのね、という気もします。ただ、後半に行くにしたがって彼の西欧的な部分が多くなっている気も。

1330


Paul Hindemith: Sonatas For Viola/Piano And Viola Alone/Kim Kashkashian(Viola)/Rovert Levin(P)(ECM New Series 1330-32)(輸入盤) - Recorded 1985-86. - 1-3. Sonate Fur Viola Solo Op.31 Nr.4 4-7. Sonate Fur Viola Solo Op.25 Nr.1 8-10. Sonate Fur Viola Solo 11-14. Sonate Fur Viola Solo Op.11 Nr.5 15-17. Sonate Fur Viola Und Piano Op.11 Nr.4 18-20. Sonate Fur Viola Und Piano Op.25 Nr.4 21-24. Sonate Fur Viola Und Piano


(03/11/16)LP3枚組がCDでは2枚組(約127分)。CDでは1枚目がヴィオラのソロ、2枚目がヴィオラとピアノのデュオと、区切りが良くなっています。Paul Hindemith の20世紀前半(第2次大戦前)の頃の作品集。現代の音楽ほど難解な表情ではないにしても、かなり難しそうな旋律を弾ききっているKim Kashkashianのヴィオラは、なるほど、スゴいです。寒色系だけれど、深く、カラフル。デュオの方が私にはややなじみやすい感触がします。

1329


Whiz Kids/Gary Burton(Vib) Quintet(ECM 1329) - Recorded June 1986. Makoto Ozone(P), Tommy Smith(Sax), Steve Swallow(B), Martin Richards(Ds) - 1. The Last Crown 2. Yellow Fever 3. Soulful Bill 4. La Divetta 5. Cool Train 6. The Loop


邦題「神童」。ゲイリー・バートンの作曲はなし。小曽根真がメンバーとして参加した2作目。しかも2曲提供していて、それがすごくいい曲だったりします。編成もサックスを交えたクインテットなので、比較的オーソドックスに聴こえます。1曲目は比較的ゆったりとした都会的な夜のイメージのフュージョンのような感じ。ライト感覚で明るい雰囲気を持って、リズム的なキメも多くてカッコよいラテン系(になるのかな)の2曲目、出だしはソフトなバラードで、メロディアスに展開してやや盛り上がっていく8分の6拍子の3曲目、やはりちょっと変わった雰囲気で明るめなラテンの4曲目、どちらかと言うと淡い感じのサウンドなのだけれども曲としてはやや元気な5曲目、チック・コリアの8分の6拍子の曲を彼ら流にややソフトに演奏する6曲目。

1327


Power Spot/Jon Hassell(Tp)(ECM 1327)(輸入盤) - Recorded October 1983 and December 1984. J.A. Deane(Per, Afl), Jean-Philippe Rykiel(Key), Michael Brook(G, Electric Treatments), Richard Horowitz(Key), Brian Eno(B), Richard Armin & Paul Armin(RAAD Electro-Acoustic Strings), Miguel Franconi(Fl) - 1. Power Spot 2. Passage D.E. 3. Solaire 4. Miracle Steps 5. Wing Melodies 6. The Elephant And The Orchid 7. Air


(03/07/13)プロデューサーとベース(3、5曲目に参加)にブライアン・イーノの名前が見えますが、なるほど、これがアンビエントの音楽か。いわゆるジャズ度はなく、楽器や音から判断すると、全体的に打ち込み度は高いです。起伏があまりなく、どの曲も似た印象。打ち込みの洪水の中を繰り返されるメロディと言えるか反復か、というタイトル曲の1曲目、エスニックなゆったりしたリズムの上を流れるキーボード、時折り出てくるフレーズの2曲目、パターンは似ていて、ややメロディが出てくる3曲目、リズムは淡々としているけれどキーボードの動きが割とはっきりしている4曲目、タイトルどおり「翼のメロディ」を思わせる5曲目、ややエキゾチックながら11分間淡々と続く6曲目、やはり淡々と進んでいく7曲目。

1326


Avant Pop/Lester Bowie's Brass Fantagy(Tp)(ECM 1326) - Recorded March 1986. Stanton Davis(Tp), Malachi Thompson(Tp), Rasul Siddik(Tp), Steve Turre(Tb), Frank Lacy(Tb), Vincent Chancey(French Horn), Bob Stewart(Tuba), Phillip Wilson(Ds) - 1. The Emperor 2. Saving All My Love For You 3. B Funk 4. Blueberry Hill 5. Crazy 6. Mocho (Dedicated To Machito), 7. No Shit 8. Oh, What A Night


レスター・ボウイの作曲は全8曲中2曲(3、7曲目)、メンバーのスティーヴ・ターレ作も2曲(1、6曲目)。半分ほどの曲が有名なポップスの曲で、それをブラス・セクションとドラムで演奏。人数の割にはスケールの大きいサウンドのような気が します。曲はポップ、サウンドはアヴァンギャルド風。ややスペイシーな出だしではじまり変幻自在に動いていく1曲目、メロディを聴いただけで分かる有名な曲を落ち着いたアレンジでの2曲目、カッコ良いスピーディなファンク、ブラス風の3曲目、ミディアムでメロディアスなポップスの4曲目、明るいメロディが開放感のある5曲目、ラテンノリでゴキゲンな感じの6曲目、唯一4ビートで明るめなアプローチのニューオリンズ的な7曲目、ポップな雰囲気を持ちつつナレーションも入る8曲目。

1325


Arbos/Arvo Part(ECM New Series 1325) - Recorded March and August 1986. The Hilliard Ensemble: Lynne Dawson(Soprano), David James(Counter Tenor), John Potter(Tenor), Paul Hillier(Baritone), Gidon Kremer(Vln), Vladimir Mendelssohn(Viola), Thomas Demenga(Cello), Brass Ensemble Staatsorchester Stuttgart, Dennis Russell Davies(Cond), Christopher Bowers-Broadbent(Org), Albert Bowen(Per), Susan Bickley(Alto), Rogers Covey-Crump(Tenor) - 1. Arbos 2. An Den Wassern Zu Babel Sassen Wir Und Weinten 3. Pari Intervallo 4. De Profundis 5. Es Sang Vor Langen Jahren 6. Summa 7. Arbos 8. Stabat Mater


(02/08/03)邦題「アルボス「樹」」。現代音楽。編成やサウンドがさまざまに変わって2-6分台の曲が1-7曲目にあるので、ここまでは小品集 ということになります。1、7曲目は同じタイトル曲。アルヴォ・ペルトらしい音。8曲目は23分台のメインともいえる曲ですが、ギドン・クレーメルも参加していて、やはり目玉はこの曲かも。全体を通してみて一本筋が通っているというか、基調にある色彩感がやや神秘がかって深遠な感じがします。

1324


All Those Born With Wings/Jan Garbarek(All Instruments)(ECM 1324) - Recorded August 1986. - 1. 1st Piece 2. 2nd Piece 3. 3rd Piece 4. 4th Piece 5. 5th Piece 6. 6th Piece


全曲ヤン・ガルバレクの作曲、というよりは即興での演奏をサックスだけでなく、シンセサイザーなども使って一人多重録音し、セレクトしてまとめた世界。 多くは空間を生かした広がりのあるサウンドで、漂うようでもけっこうシリアスかも。哀愁あふれる、そして静かなリフが続きつつ、サックスが後半時々つんざくように入ってきたり、リフが力強くなったりする1曲目、北欧的かつ日本的のような分かりやすいテーマとエコーの効いたパーカッションの入る2曲目、素朴でゆったりした哀愁のある3曲目、ピアノとサックスのの何となく物悲しげな雰囲気が印象的な4曲目、前半はギターをバックに、後半はサックスソロでの、入っては消えていくサックスが歌う13分の5曲目、スペイシーなパーカッションとゆったりしたサックスの6曲目。

1323


Three Viennese Dancers/Gavin Bryars(Per)(ECM New Series 1323)(輸入盤) - Recorded February, 1986. Pascal Pongy(French Horn), Charles Fullbrook(Per), Arditti String Quartet: Irvine Arditti(Vln), Alexander Balanescu(Vln), Levine Andrade(Viola), Rohan De Saram(Cello) - 1. Prologue 2. String Quartet No.1 3. First Viennese Dance 4. Epilogue


(03/10/26)全曲Gavin Bryarsの’80年代の作曲。1、4曲目はフレンチホルンとパーカッション2人という特異な編成、2曲目が弦楽四重奏団、3曲目がフレンチホルンとパーカッション1人。2曲目を除いては、 その特異な編成からすると非常にのどかなフリー・インプロヴィゼーションというような感じもします。2曲目の弦楽四重奏団の演奏はやや青色系の色彩ながらも、比較的分かりやす いサウンドで、表情を徐々に変えていきます。

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