ジャズCDの個人ページ ECM Blog

ココログから’19年5月30日に移ってきました。 メインブログ「ジャズCDの個人ページBlog」より、ECMレーベル(ECMレコード)の記事のみをピックアップして掲載しています。両方に並行して記事がありますが、こちらは、より見やすく、なるべく番号順に掲載していきます。若い番号のものは10-20年ぐらい前の文章をそのまま利用しているのがほとんどです。追いつくまであとどのくらいかかるか。追いつくまでは基本、毎日更新します。また、カテゴリーの「ジャズ」(ECM)には「フュージョン・ファンク」「民族音楽」なども含み、「クラシック・現代音楽」(ECM New Series)には「古楽」「宗教音楽」なども含みます。

2019年05月

2040


Strata/Erkki-Sven Tuur(ECM New Series 2040)(輸入盤) - Recorded May 2007 and June 2009. Jorg Widmann(Cl), Carolin Widmann(Vln), Nordic Symphony Orchestra, Anu Tali(Cond) - 1. Symphony No.6 Strata 2. Noesis


(10/08/10)エルッキ=スヴェン・トゥールは20-21世紀エストニアの現代音楽家。’07年と’05年の曲を収録しています。いかにもヨーロッパの現代音楽という温度感の低さを持ってますが、極端に難解な感じでもなさそうです。1曲目のタイトル曲は演奏しているオーケストラと指揮者に捧げられています。番号が付けられているシンフォニーなので、けっこう大作を聴いている感じ。2曲目はクラリネット、ヴァイオリンとオーケストラのための曲。

2036


Crystal Silence/The ECM Recordings 1972-79/Gary Burton(Vib)/Chick Corea(P)(ECM 2036-39)(輸入盤) - Crystal Silence - Recorded November 6, 1972. - 1. Senor Mouse 2. Arise, Her Eyes 3. I'm Your Pal 4. Desert Air 5. Crystal Silence 6. Falling Grace 7. Feelings And Things 8. Children's Song 9. What Game Shall We Play Today - Duet - Recorded October 23-25, 1978. - 1. Duet Suite 2. Children's Song No. 15 3. Children's Song No. 2 4. Children's Song No. 5 5. Children's Song No. 6 6. Radio 7. Song To Gayle 8. Never 9. La Fiesta - In Concert, Zurich, October 28, 1979 - Recorded October 28, 1979 - 1. Senor Mouse 2. Bud Powell 3. Crystal Silence 4. Tweak 5. I'm Your Pal/Hullo, Bolinas 6. Love Castle 7. Falling Grace 8. Mirror, Mirror 9. Song To Gayle 10. Endless Trouble, Endless Pleasure


(09/09/26)「Crystal Silence」(ECM 1024)「Duet」(ECM 1140)「In Concert, Zurich, October 28, 1979」(ECM 1182/83)の再発のCD4枚組。今回の再発で、CD化のときに削られた「In Concert, Zurich, October 28, 1979」の中の2曲、「I'm Your Pal/Hullo, Bolinas」「Love Castle」が復活しているのがうれしい。どちらもソロの曲で、CD4の1-2曲目におさめられています。「I'm Your Pal/Hullo, Bolinas」はスティーヴ・スワロウ作で、ゲイリー・バートンの温かみのある、時に速いパッセージだけれどもやや落ち着いたソロが展開します。「Love Castle」の方はチック・コリア作で何と15分近いソロ作品。クラシック的な温度感の低い、カチッとしたやや静けさを伴った演奏から、躍動的、ラテン的に盛り上がる場面もあるドラマチックな演奏。

2033


Don Cherry(Tp, Doussin'gouri, Fl, Org, Melodica, Voice)/Nana Vasconcelos(Belinbau, Cuica, Talking Drum, Per, Voice)/Collin Walcott(Sitar, Tabla, Hammered Dulcimer, Sanza, Timpani, Voice)/The Codona Trilogy(ECM 2033-35)(輸入盤) - Codona 1: Recorded September 1978. - 1. Like That Of Sky 2. Codona 3. Colemanwonder a) Race Face b) Sortie c) Sir Duke 4. Mumakata 5. New Light Codona 2: Recorded May 1980. - 1. Que Faser 2. Godumaduma 3. Malinye 4. Drip-dry 5. Walking On Eggs 6. Again And Again, Again Codona 3: Recorded September 1982. - 1. Goshakabuchi 2. Hey Da Ba Doom 3. Travel By Night 4. Lullaby 5. Trayra Boia 6. Cicky Clacky 7. Inner Organs


(08/12/24)Codona(ECM 1132)’78年録音、Codona2(ECM 1177)’80年録音、Codona3(ECM 1243)’82年録音の3枚組をBOX化して、再発売。 これはつい最近までばら売りしていたもので、詳細については上記のそれぞれのアルバムをご参照ください。ドン・チェリー、ナナ・ヴァスコンセロス、コリン・ウォルコットの3人の編成だったのですが、コリン・ウォルコットがこの後交通事故で亡くなっているので、そういう意味では貴重な音源かも。そしてさまざまな楽器を駆使しつつも、パーカッションをメインとするのが3人中2人もいるので、かなり個性的なサウンドが聴けます。まさにECM的なある側面を象徴するような音楽性です。国籍がいろいろな、あるいは国籍不明の民族音楽を聴いているような、不思議な感覚があります。

2030


Setting Standards New York Sessions/Keith Jarrett(P)/Gary Peacock(B)/Jack DeJohnette(Ds)(ECM 2030-32) - Recorded January 1983 - (CD1)Standards, Vol.1 - 1. Meaning Of The Blues 2. All The Things You Are 3. It Never Entered My Mind 4. The Masquerade Is Over 5. God Bless The Child (CD2)Standards, Vol.2 - 1. So Tender 2. Moon And Sand 3. In Love In Vain 4. Never Let Me Go 5. If I Should Lose You 6. I Fall In Love Too Easily (CD3)Changes - 1. Flying, Part One 2. Flying, Part Two 3. Prism


ECM1255, 1289, 1276の3枚をグループ結成25周年でBOX化し、再発売。当初マンフレート・アイヒャー自らがリマスターして発売するとの予定らしかったのでしたが、何らかの事情により発売が数ヶ月遅れ、リマスターせずに発売された模様です。今まで「:rarum」のベスト盤20枚についてリマスターを施したことはあるけれど、ECMでは早くCD化された有名な盤ほど、あるいはCD化初期に発売された盤ほど、CDとしての音が良くない(それでもCDとしては良い方ですが)事の解消はいつになるのでしょうか。 これによって、本家ECMの方ではオリジナルのCD番号での発売は姿を消し、日本だけでの再発を期待するしかなくなりました。オリジナルのCDジャケットが消えうせてしまったので、BOX化は賛成ですが、残念といえば残念。 (08年1月14日発売)

2029


Farewell/Joseph Haydn/Isang Yun/Munchener Kammerorchester/Alexander Liebreich(Cond)(ECM New Series 2029)(輸入盤) - Recorded May 2007. - Joseph Haydn: 1-4. Symphony No.39 In G Minor 5-8. Symphony No.45 In F-Sharp Minor "Farewell" Isang Yun: 9. Chamber Symphony 1


(08/03/02)Joseph Haydnは18世紀を中心にオーストリアで活躍した作曲家。5-8曲目は「告別」というタイトルがついていて、有名。Isang Yunは20世紀韓国の現代音楽家。どちらも2つのオーボエ、2ないし4のホルン、そしてストリングスのための曲ということは共通していますが、ハイドンは室内楽的ながらクラシックの王道を行くサウンドの安定した曲です。Isang Yunの方は現代音楽ならではの、やや無機的なサウンドでせまります。 (08年5月21日発売)

2028


Distances/Norma Winstone(Voice)(ECM 2028)(輸入盤) - Recorded April 2007. Glauco Venier(P), Klaus Gesing(Bcl, Ss) - 1. Distance 2. Every Time We Say Goodbye 3. Drifter 4. Giant's Gentle Stride 5. Gorizia 6. Ciant 7. The Mermaid 8. Here Comes The Flood 9. Remembering The Start Of A Never Ending Story 10. A Song For England


(08/06/14)スタンダードの2曲目、エリック・サティ作をアレンジした6曲目、ピーター・ガブリエル作の8曲目などがありますが、メインは彼らの作詞作曲のものが多いです。ピアノの伴奏に管が加わる形でのヴォーカルで、静かな味わいや哀愁の曲が多いです。アヴァンギャルドとかエキセントリックといった要素があまり目立たないので、夜に聴きながらアルバムをかけるのもいいかも。7、10曲目はやや元気です。ジャズかと言うと、ヨーロッパのフォークソング的、あるいはクラシック的なサウンドで、シンプルにせまってくる曲が多いです。他の人の曲も、温度感の低い中にもほんのりと温かみが見えるサウンドに統一されて、やや浮かび上がるような形で響いてきます。歌いかけるヴォーカルは淡々としていて、伴奏も含め、ECM的。

2027


Vignettes/Marilyn Crispell(P)(ECM 2027)(輸入盤) - Recorded April 2007. - 1. Vignette 1 2. Valse Triste 3. Cuida Tu Espiritu 4. Gathering Light 5. Vignette 2 6. Vignette 3 7. Vignette 4 8. Vignette 5 9. Sweden 10. Once 11. Axis 12. Vignette 6 13. Vignette 7 14. Ballade 15. Time Past 16. Stilleweg 17. Little Song For My Father


(08/06/22)3、11曲目以外はMarilyn Crispellの作曲で、ピアノのソロアルバム。11曲目を除き、あまり激しくなるところはないです。特にタイトル曲は、温度感も低く、調性もあまりない、スペイシーで硬質なインプロヴィゼーション、しかも小品。タイトル曲は全部で7までありますが、フリー・インプロヴィゼーションかな。タイトル曲以外の曲はだいたいが調性も分かりやすくて、ある意味のどかな曲も多いです。哀愁感とかやしっとり感、サウンドも明るさも微妙に各曲違っていて面白い。それでいてイージーリスニングにならないカチッとした感触があります。14-15曲目あたりは明るめでのんびりとしたサウンド。ある意味現代音楽色もあってとっつきやすくはないですが、寄り添うように音が奏でられ、ハードルはあまり高くないです。

2026


Impermanence/Meredith Monk(Voice, P)(ECM New Series 2026)(輸入盤) - Recorded January 2007. Theo Bleckmann(Voice), Ellen Fisher(Voice), Katie Geissinger(Voice), Ching Gonzalez(Voice), Allison Sniffin(Voice, P, Vln), Sasha Bogdanowitsch(Voice), Silvie Jensen(Voice), John Hollenbeck(Per, P), Bohdan Hilash(Woodwinds, P) - 1. Last Song 2. Maybe 1 3. Little Breath 4. Liminal 5. Disequilibrium 6. Particular Dance 7. Between Song 8. Passage 9. Maybe 2 10. Skelton Lines 11. Slow Dissolve 12. Totemtanz 13. Sweep 1 14. Rocking 15. Sweep 2 16. Mieke's Melody #5


(08/06/15)13、15-16曲目以外はメレディス・モンクの作曲。ヴォイスも1人からアンサンブル全体までいろいろな編成があり、伴奏楽器も控えめながらもいろいろ。やはりヴォーカルというよりは器楽的なヴォイスの場面が多いです。穏やかなもの、コーラス的なものから、彼女自身のつんざくような鋼のような特徴を持つヴォイスを生かしたものまで幅が広く、アンサンブルもさまざまなヴォイスを表現しながら器楽的。インプロ的かも。 (08年5月21日発売)

2025


Alfred Schnittke/Symphony No.9/Alexander Raskatov/Nunc Dimittis(ECM New Series 2025)(輸入盤) - Recorded January 2008. Dresdner Philharmonie, Dennis Russell Davies(Cond), Elena Vassilieva(Mezzo-Sporano), The Hilliard Ensemble: David James(Countertenor), Steven Harrold(Tenor), Rogers Covey-Crump(Tenor), Gordon Jones(Baritone) - Alfred Schnittke: 1-3. Synphony No.9 Alexander Raskatov: 4. Nunc Dimittis


(09/02/22)シュニトケとラスカトフは20世紀ロシアの現代音楽家。1-3曲目がシュニトケの遺稿をラスカトフが’06年に完成させたもの。そして4曲目はメゾ・ソプラノとヒリヤード・アンサンブルを加えたラスカトフ作の、より抽象性高く哀愁度のある歌曲です。少し抽象的で荘厳な感じのする静かな部分がウエイトを占めるロシア現代音楽で、温度感は低く、サウンドカラーはやはり寒色系。時に大きい音になりダイナミックレンジは大きめ。

2024


Gustav Mahler/Dmitri Shostakovich/Gidon Kremer(Cond)/Kremerata Baltica(ECM New Series 2024)(輸入盤) - Recorded October 2001 and November 2004. Yulia Korpacheva(Soprano), Fedor Kuznetsov(Bass) - Gustav Mahler: 1. Symphony No.10 - Adagio Dmitri Shostakovich: 2-12. Symphony No.14 Op.135


(07/09/27)グスタフ・マーラーは19世紀から20世紀にかけてウィーンで活躍した作曲家(曲は1910年作曲)、ドミートリィ・ショスタコーヴィチは20世紀ロシアの作曲家(曲は1969年作曲)。マーラー作品はやや大人チックで、クラシックの王道を行くような、穏やかな部分の多い演奏、ショスタコーヴィチ作は、荘厳なイメージのある現代的なオペラ作品。現代音楽としては分かりやすい方。「死と別離」がテーマの、異質な2つの世界の合併作。(07年10月3日発売)

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