ジャズCDの個人ページ ECM Blog

メインブログ「ジャズCDの個人ページBlog」より、ECMレーベル(ECMレコード)の記事のみをピックアップして掲載しています。両方に並行して記事がありますが、こちらは、より見やすく、なるべく番号順に掲載していきます。若い番号のものは10-20年ぐらい前の文章をそのまま利用しているのがほとんどです。また、カテゴリーの「ジャズ」(ECM)には「フュージョン・ファンク」「民族音楽」なども含み、「クラシック・現代音楽」(ECM New Series)には「古楽」「宗教音楽」なども含みます。’19年9月より未CD化作でストリーミング配信だけのものも加える作業が本編の未配信3枚(1264, 1268, 1281)を残して完了。Wattレーベル、Works、:rarumシリーズは言及する予定なないです。

2020年07月

2561

Prism I/Beethoven/Shostakovich/Bach/Danish String Quartet(ECM New Series 2561)(輸入盤) - Recorded November 2016. Rune Tonsgaard Sorensen(Vln), Frederik Oland(Vln), Asbjorn Norgaard(Viola), Frederik Schoyen Sjolin(Cello, B) - Johann Sebastian Bach: 1. Fugue In E-flat Major BWV876   Dmitri Shostakovich 2-7. String Quartet No.15 in E-flat Minor Op.144   Ludwig Van Beethoven: 8-12. String Quartet No.12 In E-flat Major

(18/09/23)バッハは18世紀ドイツの作曲家、ショスタコーヴィチは20世紀ロシアの現代音楽家、ベートーベンは18-19世紀ドイツの作曲家。つい最近ECMでも2550番で出したばかりのこのクァルテット、こちらの方が少し早めの録音。バッハは2分ほどだけど、他の2人の演奏が長めで、CDでは78分台の収録。関連性は分かりませんが調は全てEフラット(メジャー、マイナー)になっているところが共通点か。例により新旧抱き合わせ。

2560

The Gleaners/Larry Grenadier(B)(ECM 2560)(輸入盤) - Recorded December 2016. - 1. Oceanic 2. Pattiford 3. The Gleaner 4. Woebegone 5. Gone Like The Season Days 6. Compassion/The Owl Of Cranston 7. Vineland 8. Loveair 9. Bagatelle 1   10. Bagatelle 2   11. My Man's Gone Now 12. A Novel In A Sigh

(19/02/24)5曲目がレベッカ・マーティン作、6曲目前半がジョン・コルトレーン作、後半がポール・モチアン作、9-10曲目がウォルフガング・ムースピール作、11曲目がジョージ・ガーシュイン作で、他は全曲ラリー・グレナディア作。オリジナルの曲はアルコ奏法もあればピチカート奏法のものもあって、自由に演奏しているんだけどメロディアスな感じで、フリーっぽい演奏とは一線を画しています。アルバム1枚分ベース1本での演奏はけっこう難しいと思いますが、それを聴かせてしまうところがスゴいですね。3曲目など、音を重ねていると思われるところもありますけど、それはそれでいいんじゃないかと。ECMらしく、極端な速弾きは少ないですけど、さすがグレナディアの」ベースです。音といいフレーズといい文句なしです。

2559

Obsidian/Kit Downes(Pipe Org)(ECM 2559)(輸入盤) - Recorded November 2016. Tom Challenger(Ts on 5) - 1. Kings 2. Black Is The Colour 3. Rings Of Saturn 4. Seeing Things 5. Modern Gods 6. The Bone Gambler 7. Flying Foxes 8. Ruth's Song For The Sea 9. Last Leviathan 10. The Gift

(18/01/20)2曲目がトラディショナル、10曲目が共作の他は全曲Kit Downesの作曲。アルバムはジョン・テイラーに捧げるとあります。パイプ・オルガンのソロのジャズ・アルバム(5曲目のみテナー・サックスとのデュオ)はかなり珍しいけど、いわゆるジャズ色はなく、クラシックとして扱うにはちょっとメロディ感があるかな、という感じです。プロデューサーはSun Chung。まあ、クラシックとボーダーレスなこのレーベルではこういうものもアリかな、と思いますが、インプロヴィゼーションもあってもジャズとしてとらえるには、かなり聴く人を選ぶだろうな、という感想です。ただECMファンには、こういうのはけっこういい、という人も多そうで、そういう意味では荘厳な感じもあるし、面白そうなアルバム。パイプ・オルガンは初めてではないし。

2558

White/Marc Sinan(G, Electronics)/Oguz Buyukberber(Cl, Bcl, Electronics)(ECM 2558)(輸入盤) - Recorded October 2016. - 1. Upon Nothingness, Yellow 2. There I 3. Upon Nothingness, Blue 4. There II 5. Upon Nothingness, Green 6. There III 7. There VI 8. There V 9. Upon Nothingness, White 10. Upon Nothingness, Red

(18/05/24)Upon NothingnessがMarc Sinan作(Whiteのみ2人)、Thereがトルコ人のOguz Buyukberber作で、1916年のドイツでのフィールドレコーディングが合わさっていたり、エレクトのニクスの効果があったりと、けっこう深遠な感じのする神秘的なサウンド。前者は戦争(第1次世界大戦)に関連するような深いシリアスな内容らしく、それを意識しないでも割と静かなフリー・インプロヴィゼーション的なサウンドを聴くことができます。ギターとクラリネット(時にバス・クラリネット)のデュオはゆっくりとスペーシーに進みます。シリーズとしては2つが割と交互に並んでいますけど、通して聴いても、色調や低い温度感が似ているので、一連の曲として聴き続けることも自然にできます。ECMとしてはシリアスで重みの方が出てる印象。

2557

Reto Bieri(Cl) And Meta4/Quasi Morendo/Johannes Brahms/Gerard Pesson/Salvatore Sciarrino(ECM New Series 2557)(輸入盤) - Recorded November 2016. Meta4: Antti Tikkanen(Vln), Minna Pensola(Vln), Atte Kilpelainen(Viola), Tomas Djupsjobacka(Cello) - Salvatore Sciarrino: 1. Let Me Die Before I Wake   Johannes Brahms: 2-5. Quintet In B Minor Op.115   Gerard Pesson: 6. Nebenstuck

(19/05/13)このアルバムはクラリネットと弦楽四重奏のためのクラシック/現代音楽を演奏しています。ヨハネス・ブラームスは19世紀ドイツの作曲家で、Salvatore Sciarrinoはイタリア生まれの、Gerard Pessonはフランス生まれの現代音楽家。難解な現代音楽を10分ほどずつ前後に配置し、安定したクラシックを挟む手法は、ECMお得意のパターン。1曲目はさすがに難解ではありますが、中ほどの40分ほどのブラームスでホッと。

2556

Ravel/Franck/Ligeti/Messiaen/Duo Gazzana(ECM New Series 2556)(輸入盤) - Recorded March 2017. Natascia Gazzana(Vln), Raffaella Gazzana(P) - Maurice Ravel: 1. Sonate Posthume For Violin And Piano   Cesar Franck: 2-5. Sonate For Piano And Violin In A Major   Gyorgy Ligeti: 6. Duo For Violin And Piano (Premiere Recording)   Olivier Messiaen: 7. Theme Et Variations

(18/04/27)だいたいの作曲家がフランスつながりのようで、Gyorgy Ligetiはハンガリー。録音もフランス。曲も19世紀のクラシックと言えるものから20世紀の現代音楽にわたり、もともと現代音楽にも強いこの2人のコンビネーションを見せてくれます。構成も聴きやすい音楽から、順番に現代音楽の方に行き、リゲティとメシアンは後半にと、うまい配置。個人的にCesar Franckに興味を持ったけど、現代音楽もそんなに難解ではないです。

2555

Franz Schubert/Die Nacht/Anja Lechner(Cello)/Pablo Marquez(G)(ECM New Series 2555)(輸入盤) - Recorded November 2016. - Friedrich Burgmuller: 1. Nocturne Nr.1 In A-Moll   Franz Schubert: 2. Nacht Und Traume   Friedrich Burgmuller: 3. Nocturne Nr.3 In C-Dur   Franz Schubert: 3. Der Nicht 4. Der Leiermann 6-8. Sonate In A-Moll "Arpeggione" 9. Fischerweise 10. Meeres Stille   Friedrich Burgmuller: 11. Nocturne Nr.2 In F-Dur   Franz Schubert: 12.Romanze    Friedrich Burgmuller: 13. Nocturne Nr.1 In A-Mol

(18/11/25)フランツ・シューベルトは19世紀オーストリアの作曲家、Friedrich Burgmullerは19世紀ドイツの作曲家。ここではシューベルトの楽譜も、チェロとギター版を使っていて、当時はピアノ版よりも先に出ていたそうです。「夜」を中心に、ブルグミュラーの「ノクターン」を間に入れて、全編にわたり聴きやすく、穏やかな時間が過ぎていきます。ドイツのチェリストとアルゼンチンのギタリストも相性は良く、不思議な色彩感覚があります。

2553

J.S. Bach/Six Suites For Viola Solo/Kim Kashkashian(Viola)(ECM New Series 2553/54)(輸入盤) - Recorded November 2016 and February 2017. - 1-6. D Minor BWV1008   7-12. G Major BMV1007   13-18. C Minor BWV1011   19-24. E-flat Major BWV1010   25-30. C major BWV1009   31-36. D Major BWV 1012

(18/11/04)J.S.バッハは18世紀ドイツの偉大な作曲家。今回はキム・カシュカシアンが「無伴奏チェロ組曲」の全曲を、ヴィオラで演奏するという変わった趣向ですが、演奏を聴いている限りは、音が高い方に推移しているほかは、ごく自然にバッハ曲の演奏として頭に入ってきます。実はギターその他、いろいろな楽器で演奏されたことはあるのですが、このような形で世に出すのは、やはりECMだからなのでしょうね。格調高い音楽です。

2551

J.S. Bach/Sei Solo/The Sonatas And Partitas For Violin Solo/Thomas Zehetmair(Baroque Vln)(ECM New Series 2551/52)(輸入盤) - Recorded August 2016. - 1-4. Sonata No.1 In G Minor(BWV 1001) 5-12. Partita No.1 In B Minor (BWV 1002) 13-16. Sonata No.2 In A Minor (BWV 1003) 17-21. Partita No.2 In D Minor 22-25. Sonata No.3 In C Minor 26-31. Partita No.3 In E Minor (BWV 1006)

(19/11/18)J.S.バッハは18世紀ドイツの偉大な作曲家。トーマス.ツェトマイアーによる約40年ぶりの再録音だそうです。ヴァイオリンもバロック・ヴァイオリンを使用して、バッハのヴァイオリンソナタ&パルティ―タの初期作品を演奏していて、けっこう素晴らしい演奏に感じます。このあたりの番号で、有名な奏者でバッハを連続して取り上げているところを見ると、かなり力を入れていることが分かりますが、それ以前に演奏が印象深い。

2550

Danish String Quartet/Last Leaf(ECM New Series 2550)(輸入盤) - Recorded January 2017. Rune Tonsgaard Sorensen(Vln, Harmonium, P, Glockenspiel), Frederik Oland(Vln), Asbjorn Norgaard(Viola), Frederik Schoyen Sjolin(Cello, B) - 1. Despair Not, O Heart 2. Shore 3. Polska From Dorotea 4. Tjonneblomen 5. Minuet No.60   6. AE Romeser 7. Intermezzo 8. Shine You No More 9. Dromte Mig En From 10. Staedelil 11. Naja's Waltz 12. Unst Boat Song 13. Fastan 14. Hur Var Du I Aftes Sa Sildig 15. The Dromer 16. Now Found Is The Fairest Of Roses

(17/10/02)Frederik Schoyen Sjolin作が2、7、11曲目、Rune Tonsgaard Sorensen作が8曲目、他は作曲者のあるものもあれば、トラディショナルも多い。ジャケ裏にはノルウェーと他のフォーク、とありますが、デンマークの曲が5-6、9、14-15曲目と多く、ノルウェーはおそらく1、16曲目、他にスウェーデン、シェトランド諸島など。アレンジはクァルテット。民族音楽色もちょっとオブラートに包んでクラシック色が加わって、聴きやすい。

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