2423

Souvenance/Anouar Brahem(Oud)(ECM 2423/24)(輸入盤) - Recorded May 2014. Francois Couturier(P), Klaus Gesing(Bcl), Bjorn Meyer(B), Orchestra Della Svizzera Italiana, Pietro Mianiti(Cond) - 1. Improbable Day 2. Ashen Sky 3. Deliverance 4. Souvenance 5. Tunis At Dawn 6. Youssef's Song 7. January 8. Like A Dream 9. On The Road 10. Kasserine 11. Nouvelle Vague

(15/01/21)CD2枚組で88分収録。全曲アヌアル・ブラヒムの作曲で、オーケストラ・アレンジは主に共作(11曲目のみ他の人)。エキゾチックだけれども、ECMらしい静かな温度感の低い、哀愁が漂う世界が広がっています。出だしでウード中心の素朴な演奏から、だんだんオーケストラの広がりを見せていきます。ベースはエレクトリック・ベース。ゆったり感を残したまま、時にメンバーの一瞬アヴァンギャルドなフレーズも。ただ、これでもかというくらい異国の地の哀愁を見せつけるようなサウンドが続いているのが、聴いていて切ない。クァルテットの曲も多いし(クレジットでは未記載)、オーケストラはフルに活用するというよりは、メインのメンバーを包み込むようなサウンドで効果が逆に出ている感じ。素直に哀愁感を味わいたい。