ジャズCDの個人ページ ECM Blog

メインブログ「ジャズCDの個人ページBlog」より、ECMレーベル(ECMレコード)の記事のみをピックアップして掲載しています。両方に並行して記事がありますが、こちらは、より見やすく、なるべく番号順に掲載していきます。若い番号のものは10-20年ぐらい前の文章をそのまま利用しているのがほとんどです。また、カテゴリーの「ジャズ」(ECM)には「フュージョン・ファンク」「民族音楽」なども含み、「クラシック・現代音楽」(ECM New Series)には「古楽」「宗教音楽」なども含みます。’19年9月より未CD化作でストリーミング配信だけのものも加える作業が本編の未配信3枚(1264, 1268, 1281)を残して完了し、’17年のところに番号順になるようにアップしています。

カテゴリ: クラシック・現代音楽

2408

The Hilliard Ensemble/Transeamus(ECM New Series 2408)(輸入盤) - Recorded November 2012. David James(Countertenor), Rogers Covey-Crump(Tenor), Steven Harrold(Tenor), Gordon Jones(Baritone) - 1. Thomas Gemma Cantuariae/Thomas Cesus In Doveria 2. St. Thomas Honour We 3. Clanget Tuba 4. Anna Mater 5. Lullay, I Saw 6. O Pulcherrima Mulierum 7. There Is No Rise 8. Stella Caeli 9. Marvel Not Joseph 10. Ecce Quod Natura 11. Ave Maria, Mater Dei 12. Ah! My Dear Son 13. Sancta Mater Gracie/Dou Way Robin 14. Ah, Gentle Jesu

(14/11/28)ルネッサンス時代のキャロル集ということですが、作曲者不詳の曲が多く並びます。作曲者の時代の分かるものも15世紀とか。この時代なので、内容的には宗教的なものが多いということですが、そのストレートで分かりやすいポリフォニーの合唱が、心を洗われるような気分で聴くことができます。録音はサンクト・ジェロルド教会で、その響きも心地良さを増しています。歴史に埋もれる前に、ここに記録されて良かったと思われます。

2405

Gavin Bryars/The Fifth Century(ECM New Series 2405)(輸入盤) - Recorded July, 2014 and June, 2015. PRISM Quartet: Timothy McAllister(Ss), Robert Young(As), Matthew Levy(Ts), Taimur Sullivan(Bs), THE CROSSING: Donald Nally(Cond) - 1-7. The Fifth Century 8-9. Two Love Songs

(16/12/05)Gavin Bryarsは20-21世紀イギリスの作曲家。今回はタイトル曲が収録時間の大部分を占め、Thomas Traherneという17世紀イギリスの詩人の詩に曲をつけています。サクソフォン・クァルテットと女声合唱のたゆたうある種宗教音楽的な響きは、現代性もあるけれど、他のアルバムで聴くような、温度感の低いゆったりとしたサウンドになってます。「Two Love Songs」は女声のアカペラでの曲。聴きやすく、ヒーリング感あり。

2404

Wolfgang Rihm/Et Lux(ECM New Series 2404)(輸入盤) - Recorded February 2014. Huelgas Ensemble: Axelle Bernage(Soprano), Sabine Lutzenberger(Soprano), Terry Wey(Tenor), Achim Schulz(Tenor), Stefan Berghammer(Tenor), Matthew Vine(Tenor), Tim Scott Whiteley(Bass), Guillaume Olry(Bass), Miguet Quartett: Ulrich Isfort(Vln), Annette Resinger(Vln), Aroa Sorin(Viola), Matthias Diener(Cello), Paul Van Nevel(Cond) - 1. Et Lux (Fur Vokalensemble Und Streichquartett)

(15/04/28)Wolfgang Rihmは20-21世紀のドイツの現代音楽家。ここでは’09年に作曲された曲の61分ほどの収録。邦題だと「光へ」となるそうで、現代音楽ながらも、ルネッサンス期の作風の良いところを取り入れた美しい作品だそうです。ところどころにそういう美しいハーモニーやメロディを聴くことができ、でも根幹は現代音楽だよなあ、と思える音使いで、ゆったりとしたアルバムです。今回の録音では歌の方が増員されています。

2396

Thomas Zehetmair(Vln, Direction)/Robert Schumann/Orchestre De Chambre De Paris(ECM New Series 2396)(輸入盤) - Recorded February 2014. 1-3. Voilin Concerto WoO 23   4-7. Symphony No.1 "Spring" Op.38   8. Phantasy For Violin And Orchestra

(16/04/13)ロベルト・シューマンは19世紀ドイツの作曲家。「春」をはじめ、シューマンのヴァイオリン曲を演奏しています。77分ほどの収録。現代音楽にも精通したトーマス・ツェトマイアーも、シューマンなどクラシックも得意で、その情感が豊かで、内面と向かい合っている感じもします。現代音楽を絡めずにシューマンばかりを聴かせるのはECMでは少ない方で、逆に安心して聴ける面も。マンフレート・アイヒャーの名前がないアルバム。

2395

Heinz Holliger/Robert Schumann/Aschenmusik(ECM New Series 2395)(輸入盤)Recorded July 2012 and November 2013. Heinz Holliger(Oboe, Oboe A'dmore), Anita Leuzinger(Cello), Anton Kernjak(P) - Robert Schumann: 1-6. Sechs Stucke In Kanonischer Form Fur Oboe D'amore, Violoncello Und Klavier Op.56   7-9. Drei Romanzen Fur Oboe Und Klavier Op.94   Heinz Holliger: 10-15. Romancendres Fur Violoncello Und Klavier   Robert Schumann: 16. Intermezzo Aus Der FAE-Sonate In A-Moll, WoO 2   17-19. Sonate Nr.1 Fur Pianoforte Und Violine In A-Moll, Op.105

(14/06/21)ロベルト・シューマンは19世紀ドイツの作曲家、Heinz Holligerは20世紀生まれのスイスのオーボエ奏者、現代音楽家。シューマンを前と後に置き、真ん中にホリガーの現代音楽を置くというECMお得意の手法で両方聴かせています。前半が1840年代、後半が晩年の1850年代という配置がしてあって、作曲の時系列的にはなってます。ホリガーの曲はシューマンの楽譜を妻のクララが焼き捨てたことを題材にした曲で、関連性あり。

2389

Valentin Silvestrov/Hieroglyphen Der Nacht/Anja Lechner(Cello, Tamtam)/Agnes Vesterman(Cello)(ECM New Series 2389)(輸入盤) - Recorded December 2013. - 1-3. Drei Stucke 4-6. Elegie 7-9. 8.Vi.1810... Zum Geburtstag R.A. Schumann 10. Augenblicke Der Stille Und Tranrigkeit 11-12. Serenaden 13. Lacrimosa 14-16. 25.X.1893... Zum Audenken An P.I. Tscaikowskij 17. Walzer Der Alpemglockchen

(17/10/02)Valentin Silvestrovは20-21世紀ウクライナのキエフ出身の現代音楽家。ここでは’99-09年にかけて作曲された、ソロとデュオのチェロの作品を集めています。彼の80歳の誕生日に向けてのアルバム発売とのことですが、そういうことを抜きにしても、その静かでやや暗めの、割と普通に聴ける現代音楽として、小品が並びつつもアルバムとしての印象を持たせています。水色の抽象的で簡潔なジャケットが物語ります。

2384

Anna Gourari(P)/Visions Fugitives(ECM New Series 2384)(輸入盤) - Rcorded October 2013. - Sergey Prokofiev: 1-20. Visions Fugitives Op.22   Nikolai Medtner: 21. Fairly Tale   Frederic Chopin: 22-25. Sonata No.3 In B Minor Op.58

(14/11/30)ここではピアニストに焦点が当たっています。Anna Gourariはタタールスタン共和国で’72年に生まれたとの女流ピアニスト。当時ロシアというのか、20世紀前半のプロコフィエフを中心に、小品でNikolai Medtner、19世紀のポーランドのフレデリック・ショパンを演奏しています。演奏は個性的なんだそうですが、ちょっと私には判別できず。でも、そのピアノは魅力的にうつります。ECMらしい構成、でも普通のクラシックのような感じ。

2380

Gustavo Leguizamon/El Cuchi Bien Temperado(ECM New Serirs 2380)(輸入盤) - Recorded May 2012. Pablo Marquez(G) - 1. Coplas De Tata Dios 2. Zamba Del Carnaval 3. La Cantora De Yala 4. Chacarera Del Expediente 5. Chaya De La Lozano 6. Zamba De Lozano 7. El Silbador 8. De Solo Estar 9. Chacarera Del Holgado 10. Carnavalito Del Duende 11. Zamba Para La Viuda 12. Zamba Soltera 13. Corazonando 14. Zamba Del Panuelo 15. Chilena Del Solteron 16. Maturana 17. Cancion Del Que No Hace Nada

(15/04/05)20世紀アルゼンチンの音楽家Gustavo Leguizamonの曲(伝統音楽に現代の手法を持ち込んだらしい)を、Pablo Marquezがソロギター用にアレンジしたアルバム。ちょっと哀愁を帯びていて、少し乾いた、水彩画の世界を見るような、あまり南米ということを意識することなく聴けるギターです。割と淡々としているけど、その乾き加減は現代音楽の影響もあるか。純粋なクラシックというようでもなく、ECMとのボーダーレスな部分。

2379

Dino Saluzzi/Imagenes/Horacio Lavandera(P)(ECM New Series 2379)(輸入盤) - Recorded October 2013. - 1. Imagenes 2. Los Recuerdos 3. Montanas 4. Romance 5. La Casa 13   6. Claveles 7. Moto Perpetuo 8. Media Noche 9. Vals Para Verenna 10. Donde Nachi

(15/06/17)ディノ・サルーシはアルゼンチンのバンド・ネオン奏者で、ECMから多くのアルバムを発表してます。彼の’60年から’02年にかけての曲でピアノ用に作曲されたものをHoracio Lavanderaがピアノで弾いたアルバム。サルーシ特有の哀愁とか、乾いた白っぽさの雰囲気の場面も残しつつ。クラシック/現代音楽的に響く場面も多いですが、これもアルバムとして聴いて納得の音。New Seriesからの発売は記譜されたものだからか。

2378

Morton Feldman/Erik Satie/John Cage/Rothko Chapel(ECM New Series 2378)(輸入盤) - Recorded May 2012 and February 2013. Kim Kashkashian(Viola), Sarah Rothenberg(P, Celeste), Steven Schick(Per), Houston Chamber Choir, Robert Simpson(Cond) - Morton Feldman: 1. Rothko Chapel 2. Erik Satie:Gnossienne No.4   3. John Cage:Four2   4. Erik Satie: Ogive No.1   5. John Cage:Ear For EAR (Antiphonies)   Erik Satie: 6. Ogibe No.2 7. Gnossienne No.1   8. John Cage:Five 9. Erik Satie: Gnossienne No.3   10. John Cage: In A Landscape

(15/10/22)Morton FeldmanとJohn Cageは20世紀アメリカの現代音楽家。Erik Satieは19-20世紀フランスの作曲家。フェルドマンの静かな、26分にも及ぶ現代音楽の1曲目を、演奏家を総動員して1曲目に配し、その後サティの曲をピアノで、ケージの曲を主にコーラス(10曲目のみピアノで)で、ほぼ交互に配している独特な構成。ケージの曲も10曲目以外は’80-90年代作曲ですが穏やか。現代音楽色とサティとの混交です。

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