ジャズCDの個人ページ ECM Blog

メインブログ「ジャズCDの個人ページBlog」より、ECMレーベル(ECMレコード)の記事のみをピックアップして掲載しています。両方に並行して記事がありますが、こちらは、より見やすく、なるべく番号順に掲載していきます。若い番号のものは10-20年ぐらい前の文章をそのまま利用しているのがほとんどです。また、カテゴリーの「ジャズ」(ECM)には「フュージョン・ファンク」「民族音楽」なども含み、「クラシック・現代音楽」(ECM New Series)には「古楽」「宗教音楽」なども含みます。’19年9月より未CD化作でストリーミング配信だけのものも加える作業が本編の未配信3枚(1264, 1268, 1281)を残して完了。Wattレーベル、Works、:rarumシリーズは言及する予定なないです。

カテゴリ: ECM2102-2150番

2106

Dario Castello/Giovanni Battista Fontana/Sonate Concertate in Stil Moderno(ECM New Series 2106)(輸入盤) - Recorded June 2008. John Holloway(Vln), Lars Urlik Mortensen(Harpsichord), Jane Gower(Dulcian) - Dario Castello: 1. Sonata Settima 1 2. Sonata Proma 2 3. Sonata Ottava 1   Giovanni Battista Fontana: 4. Sonata Seconda 5. Sonata Nona 6. Sonata Terza 7. Sonata Decima 8. Sonata Quinta 9. Sonata Duodecima 10. Sonata Sesta   Dario Castello: 11. Sonata Settima 2 12. Sonata Seconda 2 13. Sonata Ottava 2

(10/04/28)Dario CastelloとGiovanni Battista Fontanaは共に17世紀イタリアの作曲家で、時代としてはバロック時代初期にあたります。2人ともその生涯については、文献に乏しいためほとんど分かっていないそうです。ここではその2人のソナタの演奏を取り上げていて、Dario Castelloの曲を前と後に3曲ずつ、間にGiovanni Battista Fontanaの曲を入れていますが、不思議とその落ち着いたバロック調の演奏は溶け込んでいます。安らぐ曲。

2105

Henri Dutilleux/Robert Levin(P)/D'ombre Et De Silence(ECM New Series 2105)(輸入盤) - Recorded December 2008. Ya-Fei Chuang(P on 1-13) - 1. Petit Air A Dormir Debout 2-4. Sonate 5-6 From: Au Gre Des Ondes 7. Blackbird 8. Tous Lers Chemins... Menent A Rome 9. Resonances 10-13. Figures De Resonances 14. Mini-Prelude En Eventail 15-17. Preludes 18. Bergerie 19-24. Au Gre Des Ondes

(10/05/23)Henri Dutilleuxは20世紀に生まれた現代音楽家。作品は’40年代から’80年代と幅広く取り上げられています。その曲は現代音楽ではあるけれども、現代音楽らしさもあれば、研ぎ澄まされた美しさの部分もあります。フランスのそれ以前の音楽の影響も感じられます。調性はないようなサウンドですが、実験的という感じは少しで叙情性も感じられる、彼の中で完成された曲という感じ。発表された年代は幅広いけど統一性あり。

2104

Robert Schumann/Heinz Holliger/Alexander Lonquich(P)(ECM New Series 2104)(輸入盤) - Recorded November 2008. - 1-8. Robert Schumann/Kreisleriana   9-15. Heinz Holliger/Partita

(11/03/06)Robert Schumannは19世紀ドイツの作曲家。Heinz Holligerは’39年生まれのスイスのオーボエ奏者、現代音楽家。シューマンのピアノ曲はけっこう有名だそうで、ショパンに捧げられています。落ちついた、時に情熱的なクラシックの演奏。Heinz Holliger作は’99年の作曲で、「for アンドラーシュ・シフ」と書いてあります。間も活かしつつ、いかにも現代音楽的という曲調で、出だしの部分では音のかたまりが飛びだしたりすることも。

2103

Un Jour Si Blanc/Francois Couturier(P)(ECM 2103)(輸入盤) - Recorded September 2008. 1. L'aube 2. Un Calme Martin Ogange 3. Lune De Miel 4. L'intemporel 5. Le Soleil Rouge 6. Der Blaue Reiter 7. Sensation 8. Un Jour Si Blanc Colors: 9. Part 1 10. Part 2. 11. Part 3 12. Part 4 Clair-Obscur: 13. Part 1 14. Part 2 15. Voyage D'hiver 16. Par Les Soirs D'ete 17. Moonlight

(10/02/06)ソロ・ピアノのアルバムで、全曲Francois Couturierの作曲(おそらくフリー・インプロヴィゼイションか)。60分で17曲(組曲になっているものも含む)は、短い物語の連なりを聴いているようでもあり、一連のストーリーのようでもあり。何曲かはバッハ、タルコフスキーその他にインスパイアされた曲があるけれど、温度感の低い、クラシック的な淡々とした演奏は、ジャズのインプロヴィゼーションとは別な次元にあるような音楽。ちょうどNew Seriesとのボーダーに近いところを行くというか、キースの感触とも比較されうるようなECMレーベルの独自のインプロヴィゼーションの世界。氷のような冷たさと、きらびやかさが同居していて、それでいて静かな感触を持っています。奥に沈んでいくような時もあり、やはりクラシック的。

2102

Wait Till You See Her/John Abercrombie(G) Quartet(ECM 2102)(輸入盤) - Recorded December 2008. Mark Feldman(Vln), Thomas Morgan(B), Joey Baron(Ds) - 1. Sad Song 2. Line-Up 3. Wait Till You See Her 4. Trio 5. I've Overlooked Before 6. Anniversary Waltz 7. Out Of Towner 8. Chic Of Araby

(09/09/06)前回のメンバーからベースだけ入れ替わり。3曲目のみスタンダードで、他はジョン・アバークロンビーの作曲。相変わらずちょっと神経質で繊細な世界を表現しています。1曲目から静かなバラードで徐々に心の奥に入り込んできます。フリーのようにバラバラに進んでいき、中途で盛り上がりつつ、時に4ビートも混ざる2曲目、しっとりとメロディアスに優しく歌っていくタイトル曲の3曲目、ギタートリオでの演奏がいい感じで盛り上がりつつ4ビートになりそうで少ししかならない4曲目、静謐な中を弦楽器が泳いでいくような曲調の5曲目、タイトルとうらはらにあっさり系で、4分の4との複合拍子的なワルツの6曲目、やや寒色系ながら珍しくミディアムの4ビートでの7曲目、文字通りアラブ的でエキゾチックな曲調の8曲目。

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