ジャズCDの個人ページ ECM Blog

メインブログ「ジャズCDの個人ページBlog」より、ECMレーベル(ECMレコード)の記事のみをピックアップして掲載しています。両方に並行して記事がありますが、こちらは、より見やすく、なるべく番号順に掲載していきます。若い番号のものは10-20年ぐらい前の文章をそのまま利用しているのがほとんどです。また、カテゴリーの「ジャズ」(ECM)には「フュージョン・ファンク」「民族音楽」なども含み、「クラシック・現代音楽」(ECM New Series)には「古楽」「宗教音楽」なども含みます。’19年9月より未CD化作でストリーミング配信だけのものも加える作業が本編の未配信3枚(1264, 1268, 1281)を残して完了。Wattレーベル、Works、:rarumシリーズは言及する予定なないです。

カテゴリ: ECM2251-2300番

2256

Sofia Gubaidulina/Canticle Of The Sun(ECM New Series 2256)(輸入盤) - Recorded July 2006 and July 2010. The Lyre Of Orpheus: Gidon Kremer(Vln), Marta Sudraba(Cello), Kremerata Baltica, Canticle Of The Sun: Nicolas Altstaedt(Cello), Andrei Pushkarev(Per), Rihards Zalupe(Per), Rostislav Krimer(Celesta), Riga Chamber Choir "Kamer...", Maris Sirmais(Cond) - 1. The Lyre Of Orpheus 2-5. The Canticle Of The Sun

(12/03/04)Sofia Gubaidulinaは20-21世紀のロシア連邦タタールスタン共和国出身の女性現代音楽家。ECMに似合う静かな場面の多い、温度感の低い現代音楽が特徴。ただ、やはり少々難解なサウンドではあります、ここでは’06年作曲の「The Lyre Of Orpheus」(’06年録音)と’97年作曲の「The Canticle Of The Sun」(’10年録音)をカップリング。演奏者も異なります。2曲目以降はコーラスも入りますが、あまり雰囲気は違いません。

2255

Canto Oscuro/Anna Gourari(P)(ECM New Series 2255)(輸入盤) - Recorded May 2011. - Johann Sebastian Bach, Ferruccio Busoni: 1. Choralvorspiel Ich Ruf' Zu Dir, Herr Jesu Christ   Sofia Gubaidulina: 2. Chaconne   Paul Hindemith: 3-7. "1922" - Suite Fur Klavier   Johann Sebastian Bach, Ferruccio Busoni: 8. Choralvorspiel Nun Komm' Der Heiden Heiland 9. Chaconne   Johann Sebastian Bach, Alexander Siloti: 10. Prelude In B Minor

(12/11/10)バッハの曲をブゾーニが編曲したものをはじめ、18世紀から現代音楽の時代にまたがり、何人かの作曲家の曲を演奏しています。ソフィア・グバイドゥリーナやポール・ヒンデミスの曲もあって、表現の幅も幅広いです。バッハの編曲ものはバロックより後の時代だけあって、編曲時の19-20世紀のサウンドに聴こえます。ただ、こういう組み合わせはECMではお得意のこと。時に安心感を、時に緊張感をもって聴くことができます。

2254

Within A Song/John Abercrombie(G) Quartet(ECM 2254)(輸入盤) - Recorded September 2011. Joe Lovano(Ts), Drew Gress(B), Joey Baron(Ds) - 1. Where Are You 2. Easy Reader 3. Within A Song/Without A Song 4. Flamenco Sketches 5. Nick Of Time 6. Blues Connotation 7. Wise One 8. Interplay 9. Sometime Ago

(12/06/03)ジョン・アバークロンビー作が2、3曲目前半、5曲目だけで、他はスタンダードや、特に有名な人のジャズメン・オリジナル(4、6-8曲目)で、オリジナル割合が少ないです。4ビートでブンブンとドライヴするのは3曲目、6曲目の後半、8曲目の一部にあったり、静かな味のある温度感低めなサウンドだけでないので、ちょっといつものECMとは違うかな、という感じも。3曲目のようにややアップテンポの4ビートでこられると、このレーベルも自由になったなあ、という気も。6曲目前半はフリーに近い緊張感があって、やはりオーネット・コールマンを意識か。ジョー・ロヴァーノのふわふわ気味のサックスが心地良くハマりますが、今回は割と吹きまくっている場面もあります。9曲目は少し温かめなサウンドで、彼ららしい締めくくり。

2253

Harrison Birtwistle/Chamber Music(ECM New Series 2253)(輸入盤) - Recorded August 2011. Lisa Batiashvili(Vln), Adrian Brebdel(Cello), Till Fellner(P), Amy Freston(Soprano), Roderick Williams(Baritone) - 1-3. Three Setting Of Lorine Niedecker 4. Trio 5-9. Bogenstrich - Meditations On A Poem Of Rilke 10-18. Nine Settings Of Lorine Niedecker

(14/05/09)Harrison Birtwistleは20-21世紀のイギリスの現代音楽家。無調だそうですが、音楽的に聴きやすい点も持っていて、カテゴライズが難しい音楽家だそうです。確かにハードな面が強いけど、何となく、こちらの方へも接近しているような気も。時代により作風が変わるので聴いていて判断が難しいです。1-3、10-18曲目はソプラノとチェロの、3曲目はヴァイオリン、チェロとピアノの、5-9曲目はバリトンとチェロとピアノの曲。

2252

Trio Libeto/Andy Sheppard(Ts, Ss)/Michel Benita(B)/Sebastian Rochford(Ds)(ECM 2252)(輸入盤) - Recorded July, 2011. - 1. Libertino 2. Slip Duty 3. I'm Always Chasing Rainbows 4. Spacewalk, Part 1   5. Dia Da Liberdade 6. Land Of Nod 7. The Unconditional Secret 8. Ishidatami 9. Skin/Kaa 10. Spacewalk, Part 2   11. Whereveryougoigotoo 12. Lots Of Stairs 13. When We Live On The Stars...

(12/03/21)3人でのフリー・インプロヴィゼーションが7曲(2、4、7、9-11、13曲目)あります。Andy Sheppard作が1、5-6曲目で、ゆったりメロディアスな曲が多め。他のメンバーの作曲が8、12曲目、スタンダードが3曲目。フリー・インプロヴィゼーションとは言いつつも、構成が決められていたのか、その場で合わせたのか、構築されていた感じが強い気がします。割とメロディアスな曲が多い印象で、ジャズ的な部分がインプロヴィゼーションに目立っても、それは4ビートではないので、ヨーロッパ的なジャズという感じ。サックス・トリオなのでスペースが大きく取られていて、特に4、10曲目あたり空間的表現を感じますが、レーベルならではの残響音とうまくマッチして、スカスカな感じはなくて、ECM的な音世界を繰り広げています。

2251

Equilibrium/Benedikt Jahnel(P) Trio(ECM 2251)(輸入盤) - Recorded July 2011. Antonio Miguel(B), Owen Howard(Ds) - 1. Gently Understood 2. Sacred Silence 3. Moorland & Hill Land 4. Wrangel 5. Augmented 6. Hidden Beauty 7. Equilibrium

(12/09/27)全曲Benedikt Jahnelの作曲。ドイツ人ピアニスト、スペイン人ベーシスト、カナダ人ドラマーの組み合わせ。彼はECMではCyminologyとして2枚の参加作があります。クリアで情念的なフレーズも弾く、ECMに親和性のあるサウンドの曲であり、ピアニスト。ある意味、キース・ジャレットの情念的な部分が移ったかのような、マイナーの連続するフレーズから明るくなって終わる1曲目、静かに淡々と語りかけるような、メロディアスな2曲目、空間的な音の連なりから徐々にメロディがドラマチックに続いていく13分台の3曲目、澄んだメロディが心地良い変拍子の4曲目、しっとりとした流れるようなバラードの5曲目、ゆったりとしていて緊張感が少しあるサウンドの6曲目、静かな情念が生み出している味わい深いタイトル曲の7曲目。

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