ジャズCDの個人ページ ECM Blog

メインブログ「ジャズCDの個人ページBlog」より、ECMレーベル(ECMレコード)の記事のみをピックアップして掲載しています。両方に並行して記事がありますが、こちらは、より見やすく、なるべく番号順に掲載していきます。若い番号のものは10-20年ぐらい前の文章をそのまま利用しているのがほとんどです。また、カテゴリーの「ジャズ」(ECM)には「フュージョン・ファンク」「民族音楽」なども含み、「クラシック・現代音楽」(ECM New Series)には「古楽」「宗教音楽」なども含みます。’19年9月より未CD化作でストリーミング配信だけのものも加える作業をし、’20年からLP聴きも追加してあと本編の未配信2枚(1264, 1268)とJAPO3枚(60008, 60023, 60030)を残して完了。Carmoレーベル、Wattレーベル、ECM Special、Works、:rarumシリーズは言及する予定はないです。おそらくコメント付きでほぼ網羅しているのは日本では(私のメインブログと)ここだけではないかと。古いコメント修正中ですが。

1004


Afternoon Of A Georgia Faun/Marion Brown(As, etc)(ECM 1004)(輸入盤) - Recorded August 1970. Anthony Braxton(As, Ss, Cl, Bcl, Fl, etc), Bennie Maupin(Ts, Afl, Bcl, etc), Chick Corea(P, etc), Andrew Cyrille(Per), Jeanne Lee(Vo, Per), Jack Gregg(B, Per), Gayle Palmore(Vo, P, Per), William Green(Per), Billy Malone(Ds), Larry Curtis(Per) - 1. Afternoon Of A Georgia Faun 2. Djinji's Corner


(00/09/10)全曲マリオン・ブラウンのオリジナル。当時のECMからすれば、大編成でしかもメンバーもスゴい。1曲目は厳かにパーカッションではじまって、日本的な間を感じさせるようなホーンが徐々に入ってくるフリージャズ。エコーが効いていて深遠なる咆哮。静かにピアノが入ってその後ホーンやヴォイスが合流していきます。あくまでもソロではなくて全体のサウンドバランスで聴かせていて、アグレッシヴさは陰をひそめています。全般的に内に秘める炎というような感じで内面にこもるフリージャズ。2曲目はこれに対して言わばオーソドックスなフリージャズ。ドシャメシャもありますが、爆発しっぱなしと いうわけではなくて、全体の統制はとれている感じです。ヴォイスが印象的。少しですが、時代を感じます。

1003


Paul Bley(P) With Gary Peacock(B)(ECM 1003) - Recorded April 13, 1963 and May 11, 1968. Paul Motian(Ds), Billy Elgart(Ds) - 1. Blues 2. Getting Started 3. When Will The Blues Leave 4. Long Ago And Far Away 5. Moor 6. Gary 7. Bigg Foot 8. Albert's Love Theme


’63年当時でオーネット・コールマンの曲を2曲取り上げている点や、スタンダードも1曲あります(4曲目)が普通のジャズのようでいて妙にフレーズが引っかかる点など、個性は当時から強いです。 他にポール・ブレイ、ゲイリー・ピーコックや、アーネット・ピーコック作の曲があります。音質重視のECMでは珍しく、2つのセッションの音が違います。ポール・モチアンは’63年録音の1-5曲目に参加。1、3曲目のオーネット・コールマンの曲は、当時なら新しいけどもこんなものかな、納得、という感じ。彼なりのリリシズムあふれる2曲目、当時としては進んでいたと思える演奏の5曲目。’68年録音の6-8曲目の方が、深みを帯び、凄みさえ感じさせます。そんな中で7曲目は比較的オーソドックスな展開。 (00年9月23日発売)

1002

Just Music(ECM 1002)(ストリーミング配信) - Recorded December 13, 1969. Alfred Harth(Ts, Cl, Bcl, Tp), Dieter Herrmann(Tb), Johanes Kramer(G), Franz Volhard(Cello), Thomas Stoward(Cello, Fl), Peter Stock(B), Thomas Cremer(Per, Cl) - 1. Stock-Vol-Hard 2+1 2. Jaust A Moment 2+2

(19/09/21)両方の曲ともにJust Music名義なので、フリー・インプロヴィゼーションかと思われます。ちょうどLP時代のA面1曲、B面1曲という収録でしょう。演奏を続けて録音して、タイトルは後からつけた感じもします。あまりドシャメシャなフリーではなく、静寂からはじまって、徐々にゆったりと盛り上がりつつ、それぞれの楽器が音を出して混沌とした世界に引き込んでいくイメージ。盛り上がったかと思うと静寂が再び訪れたりと、ある意味楽器の音と非イディオム系のインプロヴィゼーションと混ざった独特な音世界。ホーンの叫びというか咆哮もあって、なかなかにハードな世界を作り出しています。音の波やパルスなどの出るところ、引くところが絶妙で、静かな場面が目立ちます。2曲目の方が音的には賑やかになってます。

1001


Free At Last/Mal Waldron(P) Trio(ECM 1001) - Recorded November 24, 1969. Isla Eckinger(B), Clarence Becton(Ds) - 1. Rat Low 2. Balladina 3. 1-3-234 4. Rock My Soul 5. Willow Weep For Me 6. Boo


ECMのスタートを切る作品。5曲目のスタンダードを除けば全てマル・ウォルドロンのオリジナルで、しかも4ビートとしての横ノリジャズが少ないところが、ECMレーベルを象徴している感じです。1曲目は出だしからのピアノの左手のリフが印象的で、右手も執拗にフレーズが繰り返されています。地味な曲でメロディアスとは一線を画すけれども展開が興味深い2曲目、タイトルに似てちょっとフリーがかっているピアノながらベースがしっかり4ビートを刻んでいる3曲目、これまたテーマ左手のベースラインが決め手の4曲目はやはりアドリブが執拗か。唯一息の抜けるスタンダードの5曲目は、ごくフツウのジャズっぽい。やはり印象的なベースラインのテーマで3分少々の6曲目。それにしても執念深いピアノ。

(19/11/28)このアルバムのExtended EditionというのがLPと配信で出ています。リマスターで音も良くなっています。追加の曲は 7. 1-3-234(Var.) 8. Balladina(Var.) 9. Boo(Var.) 10. Willow Weep For Me(Long Version)

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