1136


Solo/Egberto Gismonti(G, P, Voice)(ECM 1136) - Recorded November 1978. - 1. Selva Amazonica/Pau Rolou 2. Ano Zero 3. Frevo 4. Salvador 5. Ciranda Nordestina


ソロ・アルバムですが、ECMの中の同種のアルバムでもちょっと変わった感じ。前面に出てくるのは、リズムや音の流れであり、メロディーが奥に引っ込んでしまっている印象。でも、その流れが美しいと思います。 ブラジルそのものではないけれど、香りがします。1曲目はフォークロアを題材にアレンジをした曲で、邦題も「アマゾンの密林/パウ・ロロウ」となっている、ギターと一部ヴォイスで表現している壮大な20分台の曲。他はエグベルト・ジスモンチの作曲ないしは他の人との共作。ピアノで優しく奏でられていく2曲目、出だしに勢いもあってその後ドラマチックに展開するピアノでの3曲目、ギターでエキゾチックな民族性がほのかに垣間見える4曲目、ピアノの明るい光と憂いがドラマチックに表情を変える5曲目。