1609


Sankt Gerold/Paul Bley(P), Evan Parker(Ss, Ts), Barre Phillips(B)(ECM 1609) - April 1996. - 1. Variations 1 2. Variations 2 3. Variations 3 4. Variations 5 6. Variations 6 7. Variations 7 8. Variations 8 9. Variations 9 10. Variations 10 11. Variations 11 12. Variations 12


サンクト・ジェロルド修道院での録音。そして、このメンバーでは2枚目にあたります。なかなかスゴいメンバーが集まったなあ、という感じで、やることも当然ながら、その通り。内容はドシャメシャではありませんが、かなりハード・コアなフリー・インプロヴィゼーションの世界で、曲名もヴァリエーション1から12まで、と割り切っています。トリオの演奏は5曲、それぞれのソロでの録音は7曲あります。楽器本来の音色や音程を飛びこえた部分もあって、それがハードな要素を強めているのかも しれません。個人的にはポール・ブレイのソロが一番好みかなあ、と思いましたが、10曲目のエヴァン・パーカーのソロも超絶技巧でハイテンション。聴くのに少々覚悟が必要かもしれないので、聴く人を選ぶアルバムではあります。(00年10月4日発売)