1792


Le Pas Du Chat Noir/Anouar Brahem(Oud)(ECM 1792) - Recorded July 2002. Francois Couturier(P), Jean-Louis Matinier(Accordion) - 1. Le Pas Du Chat Noir 2. De Tout Ton Coeur 3. Leila Au Pays Du Carrousel 4. Pique-Nique A Nagpur 5. C'est Ailleurs 6. Toi Qui Sait 7. L'arbre Qui Voit 8. Un Point Bleu 9. Les Ailes Du Bourak 10. Rue Du Depart 11. Leila Au Pays Du Carrousel, Var. 12. Deja La Nuit


邦題「黒猫の歩み」。全曲アヌアル・ブラヒムの作曲。チュニジアのウード(ギターに似たような楽器)の、どことなくアラビックでエキゾチックな香りのサウンドと、ピアノとアコーディオンの哀愁漂うフレンチ音楽のエッセンスが融合して、不思議なせつないサウンドが形成されています。長調の曲もありますが、大半は短調で哀愁の影を落としているような曲。ジャズのフレーズが出てくるわけでもなく、スピーディーな曲があるわけでもなく、3人は淡々と自分たちの世界を奏でていて、それが心にせまって来る感じ。比較的安心して聴けます。曲によってはデュオだったりソロの演奏だったりします。いわゆるジャズからは遠ざかりますが、これはこれで個性的。少々聴く人を選ぶかも しれませんが、雰囲気的にはいいかも。(02年10月23日発売)