1877


Prezens/David Torn(G, Live-Sampling, Manipulation)(ECM 1877)(輸入盤) - Recorded March 2005. Tim Berne(As), Craig Taborn(Key, Org, Synth, Bent Circuits), Tom Rainy(Ds), Matt Chamberlain(Ds on 10) - 1. AK 2. Rest & Unrest 3. Structural Functions Of Prezens 4. Bulbs 5. Them Buried Standing 6. Sink 7. Neck-Deep In The Harrow... 8. Ever More Other 9. Ring For Endless Travel 10. Miss Olace, The Mist... 11. Transmit Regardress


(07/05/15)曲は1人から4人までの、参加者によるフリー・インプロヴィゼーション(構築サウンド?)。エレクトロニクスとフリーと、そしてロック色の強いミステリアスな曲っぽいインプロヴィゼーション。David Tornの一人だけのクレジットは2、5、8-9曲目で、おそらく多重録音だと思うのですが、不思議な味わい。他の曲で、まれにドラムスを中心に爆発して、いわゆるECMの静かなサウンドとはかけ離れたところも多いため、聴くのに注意が必要かもしれません。10曲目は美旋律の出だしで美しいのですが、これもサンプリングなどの手法で出来上がったものでしょう。異色だけれともアルバム全体に不思議な統一感があって、その統一感こそがECMらしいと言えば、らしいです。Tim Berneの参加で、JMTのサウンドも思い出します。(07年7月25日発売)