ジャズCDの個人ページ ECM Blog

「ジャズCDの個人ページBlog」の記事のうち、ECMレーベル(ECMレコード)の記事のみをピックアップして掲載。こちらは番号順に掲載しています。また、カテゴリーの「ジャズ」(ECM)には「フュージョン・ファンク」「民族音楽」なども含み、「クラシック・現代音楽」(ECM New Series)には「古楽」「宗教音楽」なども含みます。’19年より未CD化作でストリーミング配信だけのものも加え、’20年からLP聴きも追加してECM本編とJAPOが終了。Carmoレーベル、Wattレーベル、ECM Special、Works、:rarumシリーズは予定はないです。コメント付きで網羅しているのは日本では(私のホームページとメインブログと)ここだけではないかと。古いコメント修正中ですが。

2021年04月

2700

Budapest Concert/Keith Jarrett(P)(ECM 2700/01)(輸入盤) - Recorded July 3, 2016. - 1. Part I 2. Part II 3. Part III 4. Part IV 5. Part V 6. Part VI 7. Part VII 8. Part VIII 9. Part IX 10. Part V 11. Part XI 12. Part XII - Blues 13. It's A Lonesome Old Town 14. Answer Me, My Love

(20/11/15)CD2枚組。収録時間は92分。ハンガリーのプダペストでのライヴ。例によって即興演奏ですが、アンコールと思われる13-14曲目は既成曲。1曲目からいきなりアグレッシヴで無調的な激しいピアノではじまり、ここでの演奏がただものではない入り方です。彼のバルトークへの敬愛のためでしょうか。その後緊張を強いる場面ばかりではなく、いつものように素直な曲もあったり、バラード調もあったりしますが、基本的に他の場面よりは現代音楽的な表現が多めで緊張感高めではないかと思います。なかなか完成度の高い演奏で、ある意味これが基準になる、と書いてあるものもあったりします。ただ、だんだん高度になっていくので、聴く人を選ぶライヴになったかもしれません。ここからさらに高みに行くはずが。

2699

Once Upon A Time/Eberhard Weber(B)(ECM 2699)(輸入盤) - Recorded August 1994. - 1. Pendulum 2. Trio For Bassoon And Bass 3. Ready Out There 4. Silent For White 5. Delirium 6. My Favorite Things 7. Air

(21/11/13)’94年のライヴ録音で、収録時間は48分。6曲目がスタンダードの他は全曲Eberhard Weberの作曲。特に1曲目は有名な再演曲なので、懐かしいと思う人は多いでしょう。独特なエフェクターをかけた(確か5弦の)アコースティックベースなので、音を聴けば、あ、彼のベースだと分かります。しかもベース・ソロでのライヴなんですが、メロディやコードもうまく使って、独特な音のセンスでライヴを聴かせきっています。ジャケットも久しぶりのMaja Weberによる絵が懐かしい。哀愁漂う演奏で、テンポ的にもある意味一本調子なのですが、聴いていると、完全なソロでは音が出なさそうな場面があって、ループBOX的なもの(あるいはテープ)を使ってそれをバックに演奏しているのかも、と思いました。真偽のほどは不明。

2698

Winter's End/Stephan Micus(All Instruments, Voice)(ECM 2698)(輸入盤) - Recorded 2018-2020. - 1. Autumn Hymn 2. Walking In Snow 3. The Longing Of The Migrant Birds 4. Baobab Dance 5. Southern Stars 6. Black Mother 7. A New Light 8. Companions 9. Oh Chikulo 10. Sun Dance 11. Walking In Sand 12. Winter Hymn

(21/07/20)ECM(JAPO含む)では24枚目になるのかな?おなじみステファン・ミカスの一人多重録音による無国籍的民族音楽の世界。収録時間は48分。1曲目は日本的な旋律のようで、郷愁を誘います。とは言うものの、2曲目は12弦ギターでのソロなので、やはりどこの音楽か、というのはどうでもいいような感じです。秋から冬へ、そして「冬の終わり」というのは、コロナ禍に対する気持ちの表れなのかどうか、アルバムタイトルとしては良いと思います。曲ごとに楽器(特に民族楽器)が変わって、曲調に変化をもたらしていきますが、3、6、10曲目、のヴォイスの多重録音はなかなか不思議な感覚をもたらしてくれます。ジャケット内に各民族楽器の説明が英文で書いてありますけど、それを参照されるのもいいかなあと。

2697

Coda - Orchestra Suites/Michael Mantler(Tp)(ECM 2697)(輸入盤) - Recorded September, November 2019 and June 2020. Christoph Cech(Cond), Loe Eibensteiner(Fl), Peter Tavernaro(Oboe), David Lehner(Cl), Fabian Rucker(Bcl), Christoph Walder(French Horn), Simon Teurezbacher(Tuba), Joanna Lewis(Vln), Ulrike Greuter(Vln), Diane Pascal(Vln), Tomas Novak(Vln), Simon Frick(Vln), Maximilian Bratt(Vln), Magdalena Zenz(Vln), Emily Stewart(Vln), Simon Schellnegger(Viola), Anna Magdalena Siakala(Viola), Daniel Moser(Viola), Tamara Stajner(Viola), Asja Valcic(Cello), Arne Kircher(Cello), Tibor Kovesdi(B), Tamara Kienberger(B), Njarne Roupe(G), Miximilian Kanzler(Vib, Marimba), David Halbock(P) - 1. TwoThirteen Suite 2. Folly Suite 3. Alien Suite 4. Cerco Suite 5. HideSeek Suite

(21/08/02)全曲マイケル・マントラ―の作曲。収録時間は54分。ほぼ完全なオーケストラ作品で、エレキギターが入ってなければ(それも全体の演奏に調和しているフレーズですが)、どこかの現代音楽というかクラシックとしてもいいような曲風。タイトル自体が「Orchestra Suites」となってますし。マントラ―の時々入るトランペット・ソロが、ああ、彼らしいなあとも思いますけど、ECMでなければなかなか出せないような曲やサウンドになっています。プロデューサーも彼自身だし、マンフレート・アイヒャーの名前はないし、これは持ち込み音源かなあと。ドラムスやティンパニなどの打楽器がないので、なだらかに、しかも少し沈んだ基調で淡々と進んでいく雰囲気の落ち着いたサウンドです。こういう方面の才能はあると思います。

2696

Trickster Orchestra/Cymin Samawatie(Vo, Cond)/Ketan Bhatti(Ds)(ECM 2696)(輸入盤) - Recorded January 2019. Trickter Orchestra: Rabih Lahoud(Vo), Sveta Kundish(Vo), Mohamad Fityan(Nay, Kawala), Susanne Frohlich(Recorders, Paetzoid Recorder), Tilmann Dehnhard(Fl, Contrabass Fl), Mona Matbou-Riahi(Cl), Wu Wei(Sheng), Milian Vogel(Bcl, Electronics), Florian Juncker(Tb), Naoko Kikuchi(Koto), Nassem Alkhouri(Kanun), Mahan Mirarab(G, Oud), Niko Meinhold(P), Sabrina Ma(Marimba, Vib), Taiko Saito(Marimba, Vib), Joss Turnbull(Per, Electronics), Biliana Voutchkova(Vln), Martin Stegner(VIola) Anil Eraslan(Cello), Ralf Schwarz(B), Korhan Erel(Electronics) - 1. Dhir Hamaalot 2. Hast Hussle II 3. Hafen Vor Tounsibuurg 4. Tounsibuurg 5. Gebete 6. Modara 7. Kords Kountinuum 8. Keske 9. Por Se Ssedaa

(21/04/29)Ketan Bhatti作が2-4、7曲目、Cymin Samawatie作が5-6、9曲目、2人の共作が1、8曲目。収録時間は61分。メンバーには中東系を中心に、西洋人的な名前、日本人も2人加わっていて国際的な顔合わせになっています。ヴォーカルの曲もありますが、やはり楽器も含め、西洋色と民族色(ズラリと民族楽器も並んでいます)がうまい具合に合わさっているオーケストラ。静かな部分もありますが、急にダイナミックになったりと、割とある種のジャズ的要素とクラシック的要素も合わさっています。ドラマーがリーダーの一人になっているからか。なかなか他では聴くことができないサウンドのオーケストラなので、そこは面白い。トラディショナルな側面もあるけど適度にエレクトロニクスも加わり、独創的なサウンド。

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