2165

Jasmine/Keith Jarrett(P)/Charlie Haden(B)(ECM 2165)(輸入盤) - Recorded March 2007. - 1. For All We Know 2. Where Can I Go Without You 3. No Moon At All 4. One Day I'll Fly Away 5. Intro - I'm Gonna Laugh You Right Out Of My Life 6. Body And Soul 7. Goodbye 8. Don't Ever Leave Me

(10/05/09)5曲目のイントロ部分がキース・ジャレットの即興部分(自然なメロディ)の他は、全てスタンダードでバラード中心、ミディアムの4ビート(3曲目、6曲目中盤のみ)。しっとりとピアノが優しく、そしてメロディアスに歌い上げていく曲が多いです。6曲目ではいつもの彼の入り組んだメロディの面も。バップの香りは微かで、自然にメロディが紡ぎだされていきます。そこに寄り添うようにチャーリー・ヘイデンの、ややねばり気のあるベースですが、バラードが多いため、どっしりと支えています。レーベル特有の硬質さは息をひそめて、温かみのあるホンワカとした雰囲気が前面に出ています。ECMでただひとり、スタンダードをこのように演奏していいことを認められているキースならではのアルバム。それでも昔に比べれば、丸いか。