2210

The Land That Is Not/Sinikka Langeland(Vo, Kantele)(ECM 2210)(輸入盤) - Recorded September 2010. Arve Henriksen(Tp), Trygve Seim(Sax), Aners Jormin(B), Markku Ounaskari(Ds) - 1. The Land That Is Not 2. What Is Tomorrow? 3. A Strip Of Sea 4. Triumph Of Being 5. The River Murmurs 6. Lucky Cat 7. It's The Dream 8. The Day Colls 9. The Rose 10. Spring In The Mountains 11. Slowly The Truth Dawns

(11/10/09)Sinikka Langelandはノルウェーのフォーク歌手。歌詞はEdith SodergramとOlav. H. Haugeのものらしく、作曲は主に彼女、3、5曲目はアンダース・ヨーミンとの共作になっています。似たような編成ではECM2枚目のアルバムですが、彼女の歌のフォーク的なところと、バックは2ホーンクァルテットなので、間奏などでのなだらかな北欧ジャズ的な対比が面白い。哀愁がかなりある歌で、ノルウェー色はかなり強いです。それは歌だけではなくて、彼女の使っているカンテレという弦楽器もサウンドに作用しています。まさに北欧フォークと北欧ジャズとの融合という感じ。温度感はあくまでも低く、それでいながら、歌で主張するところはしている感じ。フワフワ感のある独特なサウンドの2管も、異国情緒たっぷりだし、面白い効果です。