2237

The Well/Tord Gustavsen(P) Quartet(ECM 2237)(輸入盤) - Recorded February 2011. Tore Brunborg(Ts), Mats Eilertsen(B). Jarle Vespestad(Ds) - 1. Prelude 2. Playing 3. Suite 4. Communion 5. Circling 6. Glasgow Intro 7. On Every Corner 8. The Well 9. Communion, Var. 10. Intuition 11. Inside

(12/02/13)全曲トルド・グスタフセンの作曲。ワン・ホーン・クァルテットの演奏なのだけど、サックスがあまり目立たずに、時にピアノ・トリオに聴こえて、かすかにホーンが鳴っているような部分もあり、トリオのサウンドの流れに寄り添うような感じがしています。3曲目以降でははっきりとソロを吹く曲もあるも、その温度感は低くしっとりとしていて、ジャズという流れからは遠いところを流れている北欧ジャズ、というようなところがあるのでしょう。やはりこれはどこを切ってもグスタフセンのサウンドとしか言いようがなく、エキゾチックで魅惑的。以前のトリオの作品に慣れている方にも、すんなり入っていけそう。どの曲もたゆたうようにゆっくり進んでいく雰囲気。5曲目は緩やかな8ビートで明るめの曲です。でも大半は薄暮のようなサウンド。