ecm-windfall

「Windfall Light - The Visual Language of ECM」という英語版(他に独語版もあります)の本が出ました。この本はECMのジャケットを中心に紹介する写真の本で、内容的には’96年に出た「Sleeves of Desire - A Cover Story」の続きになります。前の本が出たときは、1500番台の途中までのアルバムのジャケット写真が掲載されていましたが、今回はその続編。

レーベル設立からある程度の期間は音的にもジャケット的にも試行錯誤が続いたと思われますが、今回の書籍が発売されたのは、それ以降’09年の途中までのジャケット写真が中心で、レーベルとしての統一性がとれていて、その集合体として恐ろしいほどまでの芸術性や、美しさを感じ取ることができます。印刷も良く、本物のCDジャケットを眺めているより迫力があって、このレーベルに興味がある方のみならず、デザインや写真などに興味がある人を含めて、この本を見てみる価値はあると思います。

また巻末近くにはECM初期のECM1001から順番に、小さいジャケ写が並んでいて、こちらの方も資料的価値があると言えます。ただし、CDとLPでジャケ違いのものは、どちらを掲載するかで統一性が取れていないケースもあるようです。

それにしても素晴らしい本が出たものです。ジャケット写真や他の写真類にただただ圧倒されるばかり。当分は眺めて暮らす生活が続きそうです。(’09年12月9日記)