ジャズCDの個人ページ ECM Blog

「ジャズCDの個人ページBlog」の記事のうち、ECMレーベル(ECMレコード)の記事のみをピックアップして掲載。こちらは番号順に掲載しています。また、カテゴリーの「ジャズ」(ECM)には「フュージョン・ファンク」「民族音楽」なども含み、「クラシック・現代音楽」(ECM New Series)には「古楽」「宗教音楽」なども含みます。’19年より未CD化作でストリーミング配信だけのものも加え、’20年からLP聴きも追加してECM本編とJAPOが終了。Carmoレーベル、Wattレーベル、ECM Special、Works、:rarumシリーズは予定はないです。コメント付きで網羅しているのは日本では(私のホームページとメインブログと)ここだけではないかと。古いコメント修正中ですが。

カテゴリ: ECM2751-2800番

2766

Drifting/Mette Henriette(Ts)(ECM 2766)(輸入盤) - Recorded 2020-2022. - 1. Johan Lindvall(P), Judith Hamann(Cello) - 1. The 7th 2. Across The Floor 3. I Villind 4. Cadat 5. Chasse 6. Drifting 7. Oversoar 8. Rue Du Renard 9. Indrifting You 10. A Choo 11. Ciedda, Fas 12. 0゜ 13. Solsnu 14. Crescent 15. Divining


(23/02/01)8曲目のみJohan Lindvallとの共作で、他はMette Henrietteの作曲。43分で15曲と、長い曲でも6分台で、断片のような短い曲がその間にけっこうあります。独特なサウンドの音の少なめなサックスは相変わらずで、以前デビュー作が2枚組で出たときは少し戸惑いました。ある意味メロディを奏でながら抽象的でもあり、ECMならではの録音とサウンドは、これを受け入れてはじめてECMのファンたらしめるのかな、と思います。クラシックとジャズの融合のようなサウンドで、反復もあったり、それでいてゆったりとしつつ自由であるという雰囲気。その抽象的な感じもあり、聴く人を選ぶのかなという気もしますけど、若干麻薬性のようなものを持っているような。以前のアルバムもそうでしたけど、新しい何かはある。

2757

Thunder/Stephan Micus(All Instruments, Voice)(ECM 2757)(輸入盤) - Recorded 2020-2022. - 1. A Song For Thor 2. A Song For Raijin 3. A Song For Armazi 4. A Song For Shango 5. A Song For Vajrapani 6. A Song For Leigong 7. A Song For Zeus 8. A Song For Ishkur 9. A Song For Perun


(23/02/01)独自の音世界を築くステファン・ミクスの「雷」というタイトルのアルバム。1曲目でいつもより派手に打楽器を打ち鳴らし、なるほどなあと思わせます。世界各地の、主に民族楽器を使って、無国籍的な民族音楽を聴かせるところはいつもと同じような手法ですけど、1枚1枚聴いていると、それぞれにテーマがあるような気がして、微妙にそのサウンドが異なっているような気がしています。このアルバムでは大きなチベット製のドゥンチェン・トランペットを多く使用しているとのこと。派手めの曲は少ないけど、タイトルを連想させるようなサウンドの曲が(たとえ静かな曲にしても)続いている感じです。世界あちこちの国の雷神に捧げられているらしい。好みは分かれると思いますが、なぜか追いかけてしまっています。

2768

Pier Paolo Pasolini/Land Der Arbeit/Christian Reiner(Narration) (ECM New Series 2768)(輸入盤) - Recorded 2021-2022. - 1. Land Der Arbeit 2. Brief An Jewtuschenko 3. An Den Fursten 4. Bitte An Meine Mutter 5. Grosse Vogel, Kleine Vogel 6. Wenn Die Klassische Welt Verbraucht Sein Wird 7. Patmos 8. Am Quai Von Siracusa


(22/12/09)収録時間は45分。イタリアの映画監督のパゾリーニの、本来の文章はイタリア語だと思いますが、ここではそれをドイツ語で表現しています。’58年から’80年までの記録集で、音楽はなく、ドイツ語の話し言葉なので、完全にドイツ国内盤の趣き。CDのライナーもドイツ語のみなので、一層その感を強く感じます。ただECMには過去にもこういうアルバムを何枚か出しているので、そういう意味では一貫した方針なのかも。

2763

Affirmation/Arild Andersen(B) Group(ECM 2763)(輸入盤) - Recorded November 2021. Marius Neset(Ts), Helge Lien(P), Hakon Mjaset Johansen(Ds) - 1-4. Affirmation Part I 5-7. Affirmation Part II 8. Short Story


(22/11/17)8曲目のみアリルド・アンデルセンの作曲で、他の組曲は全曲フリー・インプロヴィゼーションのようです。収録時間は45分。新しいクァルテットとのことで、エルゲ・リエンの参加にも注目。それにしても、フリー・インプロヴィゼーションとは思えないくらい曲が整っていて、美しい演奏が連なります。マンフレート・アイヒャーのプロデュースではないですが、そのような演奏が未編集でCD化されたということで、何か奇跡が起こっているような感覚にとらわれます。ゆったりとした場面が続きながら、それでいて美しいドラマ性を持っているということで、まさに北欧のフリーですね。実際先入観なしに聴いていると前もって組み立てられた音楽の連なりのように聴こえます。ジャズというよりECMのファンに最適ではないかと。

2759

The Next Door/Julia Hulsmann(P) Quartet(ECM 2759)(輸入盤) - Recorded March 2022. Uli Kempendorff(Ts), Marc Muellbauer(B), Heinrich Kobberling(Ds) - 1. Empty Hands 2. Made Of Wood 3. Polychrome 4. Wasp At The Window 5. Jetzt Noch Nicht 6. Lightcap 7. Sometimes It Snows In April 8. Open Up 8. Jetzt Noch Nicht (Var.) 9. Post Post Post 10. Fluid 12. Valdemossa


(22/09/04)このメンバーで2枚目の録音。収録時間は60分。Julia Hulsmann作が1-2、5、9、11曲目、Marc Muellbauer作が3-4、12曲目、Heinrich Kobberling作が6、10曲目、Uli Kempendorff作が8曲目、7曲目のみ他人の曲。相変わらずコンビネーションは抜群で、サックスが柔らかめの音色で演奏しているので、クァルテットとして融合している感じが強い。それでも静謐な方向にあまり振れないのは、Thomas Herrプロデュースによる持ち込み音源だからか。このバンドの色合いとしてはこのくらいの方がいい感じ。全体的に各楽器の自由なスペースが基本で、綾織系だったり硬派な演奏の曲も多めです。どの人の作曲かにこだわらず、アルバムとして1枚割と自由に展開していく雰囲気も、聴き通しやすくていい。

2756

Paul Giger(Vln, Violino D'amore)/Ars Moriendi(ECM New Series 2756)(輸入盤) - Recorded January 2015 and 2021. Marie-Louise Dahler(Cembalo, Truhenorgel), Pudi Lehmann(Per), Jurg Surber(B on 6), Franz Vitzthum(Counter Tenor on 7, 9), Carmina Quartet: Matthias Enderle(Vln), Susanne Frank(Vln), Wendy Champney(Viola), Stephan Gorner(Cello) - Paul Giger: 1. Guggisberglied 2. Agony I (Atmosphere)   J.S. Bach: 3. Ich Ruf' Zu Dir   Paul Giger: 4. Agony II   J.S. Bach: 5. Largo   Paul Giger: 6. Zauerli Mit Migrationshintergrund   J.S. Bach: 7. Erbarme Dich   Paul Giger: 8. Agony III (Die Bosen Mutter) 9. Altus Solo II


(22/09/04)スイスのヴァイオリニストで作曲家の曲と、バッハの曲が割と交互に出てくる新旧混合アルバム。収録時間は69分。Paul Gigerの曲は、何となくですが、エレクトロニクスの効果を使っているような音もあって、ECMの方とボーダーレスな感じがするのが面白い。そこにバッハの曲も挟まって、いかにもNew Seriesらしい進行が興味深いです。逆に言うとあまりクラシック(現代音楽)っぽくないような雰囲気。たぶん持ち込み音源。

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